コ・ス、4年ぶりのドラマ「黄金の帝国」で、女性の心を鷲づかみ!
心優しい青年から復讐に燃える悪役まで、体当たりで熱演!
ドラマ「黄金の帝国」はどのような作品ですか?
「黄金の帝国」は、韓国が開発ブームだった頃の話で、市民が住んでいる家が、政府と企業の開発によって強制撤去され、強制的に移住させられるんです。 (私が演じる)テジュの家も企業の開発によって、長い間商売をしていた父のお店が撤去され、補償金もあまり貰えないまま追い出されてしまい、父が亡くなってしまったショックでテジュが野望を抱くようになるんです。自分の成功を夢見ながら、野望を持つことから、このドラマは展開されていきます。一人の男の欲望と野望で描かれたドラマで、ある意味、復讐劇ですね。
4年ぶりのドラマ出演となりましたが、このドラマに出演をしようと思った理由と初めて脚本を読んだ時の感想を教えてください。また、久しぶりにドラマ出演された感想は?
24話のうち、ラストシーンにこのドラマの魅力を感じたんです。チャン・テジュという一人の男が、欲望に向かっていき、最後の選択をするしかないという過程を見た時に、このドラマはどんな風に展開されていくのか気になり、この役を演じてみたいと思い、出演を決めました。久しぶりのドラマ出演に関しては、新しいキャラクター、素敵な共演者や監督、作家たちと一緒にできたことはうれしかったですね。一方で、4年ぶりに皆さんのお目にかかるのに、悪役を受うけてしまったのではないかと思いました。和やかで温かい印象を与えられるキャラクターではなかった点が少し残念ですね。
コ・スさんが演じられたテジュはどのようなキャラクターですか?
父親の死によって、自分が成功しなければと思い、野望と欲望を持つキャラクターです。テジュのセリフから、成功と野望に目が眩んでしまった人物だとわかりますし…男の人たちって、成功に対して欲と野望があるじゃないですか。自分の運命すらも、他人に決められることなく、自分が決めると強く思っている人物です。最後のシーンでは、自分の死を選択しながらも堂々と防波堤を歩く男なんです。テジュのそんな性格がドラマの最初から最後まで散りばめられています。諦めずに最後まで挑戦するそんなキャラクターです。
テジュと似ている点と違った点について、テジュのここは好き、ここは嫌いなどあれば教えてください。
野望というものは誰もが持っているもので、実際に私も、そのような面を持っていると思います。しかし、テジュとは違う部分が多いですね。私は近くにあるものは大切だと考えますが、テジュは自分の考えだけで進んでいく(回りを気にしない自己中心的な)傾向がある人だと思います。
俳優としてこれまでの“良い人”のイメージを払拭したいと思っていましたか?
払拭したいという気持ちはないですね。先ほど、お話ししたように、私がこのドラマに魅力を感じ、この役柄を演じたいと思ったから、出演することにしたんです。演じてみて、こんなに野心が強い人物だということが分かったんです。ラブストーリーもあり、家族の話もあり、この作品に参加させていただくことにしたのですが、話が進むにつれ、企業的な話が多いので、険悪な表情をする場面が多くて、テジュの役は楽ではないと思いました。劇中、みんなで気楽に食卓を囲むシーンなどもありますが、心の内面を隠して戦うシーンが多く、台本を見て穏やかな気持ちではなかったですね。視聴者の皆さんが違った見解をされてしまうのではと思い、もっと上手く表現できるように頑張りました。
ソン・ヒョンジュさん、イ・ヨウォンさん、リュ・スンスさん、チャンシニョンさんなどこのドラマで共演した感想を教えてください。以前に感じていたイメージと撮影を共にして感じたことはなんでしょうか?
皆さん、私が思っていたイメージとそんなに変わらなかったですね。ヒョンジュさんは、何といっても陽気で、お話することが好きな方なんです。現場で真剣な雰囲気より、愉快に笑いながら楽しく、撮影することがお好きなようです。ヨウォンさんは、幼い頃、一緒に仕事をしたことがあるのでとても楽でしたね。今は大人になり、演技や自分の役割を一生懸命されているのが印象的でしたね。パク・へウォンさんには、助言をたくさんしていただきましたし、シニョンさんもとても良い方でした。
共演者とのエピソードでもっとも印象的だったのは?
ソンジングループの家で食事をするシーンがあるんですが、最初の頃はたくさんの人たちが食事をしているんです。しかし、回が進むごとに一人ずつ消えていくんですよ。共演者たち全員、どう展開していくのか分からない状態で撮影していたので、次に消えるのは自分なのではないかと心配しながら、このシーンを撮ったことが記憶に残っていますね。
今振り返ってみて、一番印象に残っているシーンや台詞は?
今だに憶えていますが、序盤で父親が亡くなり、野望を抱くようになる場面が印象深いのです。父親は強制鎮圧よって亡くなったじゃないですか。テジュも自分が望むことを達成するために、強制鎮圧をせざるを得ない状況になるのでとても悩むんです。父親が亡くなった原因と同じことをするべきか否か、悩みに悩んだ挙句、同様の指示を下してボタンを押す場面があるんです。それをしなければ莫大な借金を抱えてしまう状況だったので、テジュもやむを得ず決断を下すのですが、感情的でとても難しいシーンでした。それと、やっぱりラストのシーンも記憶に残っていますね。
ドラマを通してお金の怖さを感じるシーンもありましたが、テジュを演じながら、また実際の生活の中で「お金って怖い」と感じたことは?
お金は怖いものですね。今は、資本主義社会じゃないですか。お金に動かされているのか、お金で動いているのか…同じことですが、お金に執着しない人はいない思います。私も最大限、お金に執着ないよう、努力していますが、それは難しいことですね。
ドラマのような裏切りや騙し合いの連続の世界にコ・スさんが身を置いたら、どうなるのでしょう?
私はすぐ死んでしまうでしょうね(笑)。私は戦うことや喧嘩などは好きではないんです。とにかく何をするにものんびりしているタイプなので、何かに勝つこととか興味がありません。
このドラマの楽しみ方と日本のファンへメッセージをお願いします。
このドラマは最初から最後まで目が離せないということです。テジュの言葉と行動、そこに出てくるキャラクターとの会話などそれが正しいことなのか否か、ご覧になる皆さんに判断していただきたいです。私は、テジュが男として夢と野望を持つことは悪くないことだと思うんです。お金の王になるのか、あるいは、お金の奴隷になってしまうのか、想像しながらご覧ください。女性はもちろん、男性も楽しめる作品です。皆さんに、強烈な印象を残せられたらうれしいです。このドラマをご覧になって、家族や周りの人たちを一度、見つめ直す時間を持っていただけたら、うれしいですね。
「黄金の帝国」
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