「X1」がデビューと同時に暗礁に乗り上げた。この先、花道だけを歩くと思われた「X1」だが、誕生と同時に公正性論議に巻き込まれ、地上波の音楽番組出演はもちろん、公営放送であるKBSへの出演禁止を要求する請願文まで出された。
「X1」はMnet「PRODUCE X 101」を通じて誕生したボーイグループである。ハン・スンウ、チョ・スンヨン、キム・ウソク、キム・ヨハン、イ・ハンギョル、チャ・ジュノ、ソン・ドンピョ、カン・ミニ、イ・ウンサン、ソン・ヒョンジュン、ナム・ドヒョンで構成される「X1」は「PRODUCE」シリーズで誕生した4番目のグループでは、国民プロデューサーの投票と応援を受けてデビューという夢を成し遂げた。
しかし、「PRODUCE X 101」の終了直後にメール投票結果の操作論議が起きた。一部のネットユーザーたちが1位から20位までの練習生の得票数が特定の数の倍数であることを指摘した。公正性論議が大きくなり、「X1」としてデビューすることになる練習生たちも矢面に立たされた。
Mnet側は「確認の結果、Xを含む最終的な順位の変動はないが、放送で発表された個々の最終的な得票数を集計および配信する過程でもエラーが見つかった」と釈明し、公信力のある捜査機関に捜査を依頼して責任を負う部分については責任を負いたいと明らかにした。
以来、視聴者で構成された「PRODUCE X真相究明委員会」がCJ E&Mと番組の製作陣、練習生の所属事務所の関係者を詐欺と偽造会計による業務妨害の疑いで告訴告発した。警察は先月31日、CJ E&Mオフィスとメール投票データ保管業者などを相手に押収捜索を行った。
メール投票操作論議とは別に「X1」はデビューの準備をした。ティーザーなどを順次公開して、去る27日にはデビューショーケースとショーコンを行い、本格的な航海に出た。
公正性論議に巻き込まれたものの「X1」への応援は熱かった。「X1」のデビューアルバム「飛翔:QUANTUM LEAP」は、iTunesのK-POPチャートで19カ国1位、国内音源サイトでも1位を占めた。
熱い応援の中でデビューしたが、“公正性論議”が「X1」の足を引っ張るようだ。番組への警察の捜査が行われているゆえに、地上波の音楽番組への出演も慎重なようである。
特に27日と28日、KBS視聴者センターの視聴者請願には、「X1」を「MUSIC BUNK」に出演させないでほしいという請願文が上がってきている。請願者は「まだ投票操作疑惑が解決せず、警察の捜査が進行中であるだけに『X1」の出演は時期尚早」と主張した。
「X1」のステージを地上波の音楽番組で見ることができるのだろうか。音楽ファンも注目している。
WOW!korea提供