「コラム」連載 康熙奉(カン・ヒボン)のオンジェナ韓流Vol.81「韓国語の効果的な学習法」

ハングルの看板を見ているだけでも勉強になる

語学の学習には大変な根気が要る。それにもかかわらず、韓国語をマスターしようとすれば、とことん興味が持てるものを教材に使うことが効果的だと思える。果たして、どんなものがあるだろうか。

ドラマを見て勉強する

仮に韓国ドラマが好きだったら、特に好きな作品を繰り返し見るだけでも、かなりヒアリングの能力が高まる。
私がよく勧めたのが『冬のソナタ』だ。このドラマは正統的な言葉の言い回しが多く、みんなゆっくり話している。
韓国語を聞き取りやすいので教材として最適だ。

実際、ユン・ソクホ監督のドラマは『冬のソナタ』以外でも早口ではなく会話がゆったりしていて、心にも響いてくる。
逆に、時代劇は会話の聞き取りが難しいものが多い。とはいえ、見ているだけでもハングルに親しむ一歩になるのは間違いない。
本当に一番いいのは韓国人と会話を交わすことだが、それは誰もが経験できることではない。
あくまでも、自分ができる範囲で語学を学んでいかなければならない。そういう意味でいうと、地方にいてなかなか韓国人と会話する機会がないのであれば、ドラマを通してヒアリングの力を高めるのがいいと思える。
外国語はとにかく「習うより慣れろ」である。

(2ページに続く)

2019.07.27