「コラム」連載 康熙奉(カン・ヒボン)のオンジェナ韓流Vol.81「韓国語の効果的な学習法」

漢字の発音の共通点

私が韓国語を学習したときは、韓国の新聞をよく読んでいった。
リスニングだけで韓国語を覚えようとすると、単語のボキャブラリーが広がっていかないことが多いが、文章をじかに目で見ていくと、使える単語がとても増える。
仮にわからない単語が出てきても、漢字が基になっているので想像でなんとかわかる場合も多くあった。
そういう中で、私は日本語と韓国語の間に共通の法則があることがわかってきた。

特に、漢字のハングル読みの中で、日本語に発音が近いものが多かった。それらを徹底的にマスターしていくと、韓国語にかなり親しみを持てるようになった。
実際、テレビで韓国ドラマを見ていて「似たような単語がいっぱい出てくるな」と思った人も多いはずだ。
それはなぜかというと、朝鮮半島を通って漢字が日本に伝わってきた経緯があるからなのである。
日本の音読みは韓国語の発音と似ている。その共通点を活用すると、少しでも早く韓国語を覚えることができるに違いない。

文=康 熙奉(カン ヒボン)

2019.07.27