確かな実力で多くのミュージカル作品で主演を果たすKAIと、VIXXのメインボーカリストとして活躍しながらミュージカル俳優としても飛躍を遂げているLEOによるミュージカルコンサート「KAI × LEO(VIXX)ミュージカルコンサート ~韓流ぴあ Presents Kミュージカルスペシャル~」が、5月4日(土)東京・なかのZERO大ホールにて開催された。
ソウル大学声楽科修士・博士課程という経歴を持つKAIは、2008年にミュージカルデビュー。「二都物語」、「ドラキュラ」などの大作に出演し、「ファントム」、「モンテ・クリスト伯」、「フランケンシュタイン」、「ベン・ハー」などの話題作で主演、多くのファンの心を掴んだ。LEOは2014年に「フルハウス」でミュージカル初挑戦し、頭角を現すと、以降「マタ・ハリ」、「ルドルフ ザ・ラスト・キス」、「エリザベート」などに出演。歌唱力と演技に磨きをかけ、着実な成長を見せてきた。そんなレベルの高い韓国ミュージカル界でも存在感を放つ2人のミュージカルコンサートが日本で実現。人気のミュージカルナンバーで観客を楽しませた。
夜公演。ステージに、ギター、ベース、ドラム、バイオリン、エレクトーンの生バンドが揃う中、まず登場したのは、白シャツにベージュパンツでシックな姿のLEO。ミュージカル「マタ・ハリ」より「From Way Up There」で、甘い歌声を響かせ、のびやかなのロングトーンで観客を魅了した。続いてはKAIのステージ。ミュージカル「ドラキュラ」よりジョナサン・ハーカーの歌う「Before the Summer Ends」で、あっという間に観客をミュージカルの世界に引き込んだ。
MCのNICE73、そしてKAI、LEOがステージに揃と「みなさん、こんばんは。LEOです」「こんばんは、KAIです」と日本語であいさつ。今回ミュージカルコンサートをすることになり、「KAIさんから多くのことを学んでいるので、とても光栄です。」とLEO。「LEOくんに会うたび、素晴らしいエネルギーをもらっています。彼の作品に対する姿勢からたくさんのことを学んでますので、僕も光栄です」KAIも気持ちを明かし、お互いに拍手を送った。
オープニングで披露した「From Way Up There」について、LEOは「『マタ・ハリ』を通してたくさんのことを学びました。出演が決まった時とても光栄でしたし、多くの方が好きな曲であると思うので、僕にとってもみなさんにとっても意味のある曲だと思います」と振り返り、KAIは「2013年に出演した作品で歌った曲ですが、ミュージカル俳優としてまだ新人だった頃の特別な気持ちを日本のみなさんにも伝えたく、この曲を選びました」と「Before the Summer Ends」について語った。
共演経験のある2人は、お互いの魅力について、「KAIさんは人を温かくするような人です。お会いすると、いつも笑顔で話しかけてくれます。ステージが回る時のターンの仕方や、ステージ上での振る舞い方など、いろいろなことを教えてくれました」とLEO。通訳される日本語に合わせてターンをして見せたり、通訳が終わると「お疲れ様でした」と言ったりし、会場は和やかな雰囲気に。KAIは「まず、LEOくんはかっこよくて、スラッとしていて、輝いていますよね。一つ一つを学んで、誠実に臨んで謙遜している姿を見て、本当にいいヤツだなと感じました。年下だけど多くのことを学んでいます」と称賛した。
またLEOは「昨日カカオトークでKAIさんから、『さっき言おうとして言えなかったんだけど、これからも長い間一緒にやっていこうね』とメッセージをもらい、感動しました」と心温まるエピソードも公開。KAIは「VIXXじゃなくて僕とやろう!」と冗談交じりに言いながらも、「これからもLEOくんと長く一緒にやっていきたいと思います!」と約束した。
(2ページに続く)