宝塚歌劇団による「ファントム」を観に行ったと話すKAIは、「韓国では見られない演出もありとても興味深く拝見しました。とても美しい公演でした」と思い返しながら、「機会があれば日本でコンサートやミュージカルに参加したいです」ともコメント。また現在ミュージカル「エクスカリバー」の準備をしている最中だと明かし、今後の期待を高めた。続いてのステージは、「ベン・ハー」より「運命」。声高々と歌い上げると、そのまま「ファントム」の「世界のどこに」へ。気持ちよく伸びる歌声を会場に響き渡らせた。
再びステージに姿を現わし、「多くの人に僕の歌を聞いてもらえるのは、僕の喜びです。一歩一歩進んでこれたのは、みなさんがずっと側で応援して愛をくれたおかげです」と気持ちを伝えるLEO。新しい活動を準備していると話すと、「気になるでしょ?」と観客の反応を煽り、興味を引いた。
次の曲は、「初めてミュージカルを見たときに、絶対このミュージカルをやりたいと思いました。僕がトートをできたのは、足りないところを見守ってくれるみなさんがいたから」とし、特別な思い入れを感じさせる「エリザベート」からのナンバー。エリザベートに惹きつけられたトートの感情を歌う「愛と死の輪舞」、さらに「Die Schatten werden länger (闇が広がる)」まで歌い上げ、会場を「エリザベート」の世界に浸らせた。
公演も終盤となり、「時間が過ぎるのは早いですね」と惜しむKAIは、最後の曲紹介。まずは6月に上演となる「エクスカリバー」から、ステージで初披露となる1曲をプレゼント。穏やかな曲調にのせ、のびやかに歌い上げ、舞台公開にさらなる期待を高めた。ラストは「ジキル&ハイド」より、名曲「時が来た」を日本語バージョンで熱唱。歌声で会場を包み込み、にこやかにステージを去った後も、拍手と歓声が鳴り止むことなく送られた。
アンコールに応え、KAIはLEOの肩に手を乗せて、仲睦まじく登場。LEOは「とてもとてもとても、うれしくて、楽しかったです。みなさんとKAIさんと共に、楽しい時間を過ごすことができて、大切な思い出がまた一つできました。これからも良い姿をお見せしたいと思います」と、KAIは「大好きなLEOくんと一緒にコンサートができて、みなさんにお会いできて、心からうれしいです。これからも、一生懸命に、楽しく幸せに歌を歌い続けて、みなさんにお会いしたいと思います」と公演の感想を述べた。
最後に、「エリザベート」よりトートとルドルフのデュエット「Die Schatten werden länger (闇が広がる)」を披露。相乗効果で迫力を増す歌声に、観客は心を掴まれ、歌い終わりハグする2人は会場には温かさを残し、公演の幕を閉じた。
取材:Korepo(KOREAREPORT INC)