
映画「暗殺者(たち)」を見たらブラックリストに?…歴史博物館が俳優や広告界まで飛び火
故ユク・ヨンス女史襲撃事件をテーマに扱った映画「暗殺者(たち)」で歴史わい曲騒動が起きている中、主演俳優ユ・ヘジンが出演する広告にも飛び火した。映画を好評した俳優、レビュー映像を掲載した映画評論家なども悪質なコメントを受けるなど、波紋が広がっている。
【見ただけでもブラックリスト…広告から俳優・コンテンツまで攻撃対象に】
去る9月30日、芸能界によると、ユ・ヘジンがモデルとして活動しているバーガーキングやキウム証券の広告映像のコメント機能が中断された。これらのブランドは広告映像のコメント作成を制限した理由を明示していないが、一部インターネットユーザーたちがユ・ヘジンの「暗殺者(たち)」出演を問題視し、モデル交代・契約解除要求、不買などの抗議が続いたための措置と思われる。
出演俳優はもちろん、映画を観覧したり、好評を伝えた俳優たちにも非難が続いている。主演俳優イ・ミンホをはじめとして、試写会でおすすめのコメントを残した俳優イ・ヨンエ、キム・ゴウンのSNSには攻撃性の高いコメントが残されている。一部オンラインコミュニティーでは、試写会参加者のリストをいわゆる「ブラックリスト」の形で共有する動きを見せている。
イ・ドンジン評論家が出演するYouTubeチャンネル「B tvイ・ドンジンのファイアキア」制作陣は去る9月29日、「映画を取り巻く騒動が続いており、9月25日にアップロードされたレビュー映像を非公開に転換した」と明らかにした。この映像には数千個のコメントが付けられ、論争が起きていた。登録者数418万人を保有する映画YouTubeチャンネル「ジムービー」も、200万回を超えるレビューコンテンツを非公開にした。
「暗殺者(たち)」は、1974年8月15日に発生したユク・ヨンス女史襲撃事件をモチーフに、事件の真実と黒幕を追うミステリー映画だ。当時の捜査当局はムン・セグァンの単独犯行として結論を下したが、映画では事件を追う人物と現場記録などを通じて、違った疑惑を提起する。パク・ジョンヒ元大統領や中央情報部が事件の黒幕として描かれているのではないかという批判が出ており、騒動に火が付いた。制作陣は去る9月28日に立場表明文を出し、「政治的意図で製作した映画ではない」と反論したが、歴史わい曲騒動は収まっていない。(2ページに続く)









