女優キム・ヨンオク、夫の死から3週間…「夫の姿が見えるような気がする」胸中告白



女優のキム・ヨンオクが、KBSアナウンサー出身の夫、故キム・ヨンギルさんとの死別後の率直な心境を初めて明かした。

10日、キム・ヨンオクのYouTubeチャンネルには、90歳で初めて始球式に挑戦した様子を収めた動画「ドゥサン、ジェンスン・ファン、キム・ヨンオク Let's Go 90歳人生初の始球式」が公開された。

先月17日に夫を亡くしたキム・ヨンオクは、その後YouTube活動を一時休止。約3週間ぶりとなる今回の動画で、夫を見送った後の日常と胸の内を静かに語った。

動画の中でキム・ヨンオクは、制作スタッフと食事をしながら近況を報告した。

朝食兼昼食を取ったという彼女は、「家にいると2食食べるのも嫌になる。夫がいた時は私が食事を用意していたから、嫌でも一緒に少しは食べていた。でも今は誰もいないでしょう。だから食べたくない」と打ち明けた。

スタッフが「私たちがもっと頻繁に来ないといけませんね」と声をかけると、キム・ヨンオクは「そういうことではない」と笑顔を見せ、場を和ませた。

また、やせた姿を心配されると、「ただ食べられないだけ。ひどく落ち込んでいるわけではない」と話し、気丈な姿を見せた。

しかし、その言葉の裏には長年連れ添った夫を失った寂しさがにじんでいた。

キム・ヨンオクは「私の欲のせいなのか、夫の姿が見えるような気がすることがある」とし、「いすに座って外を眺めていた姿が一番心に残っている。申し訳ないし、私が悪かったような気もする」と語った。

続けて、「あまり外出しないからなのか、突然何もすることがなくなったような気がする。心にぽっかり穴が開いた感じ。本も読みたくない。それでも何とか暮らしている」と、ぽつりと現在の心境を明かした。

60年以上連れ添った夫の不在は、何気ない日常にも大きな変化をもたらしたようだ。

それでもキム・ヨンオクは、自分を支えてくれる人々への感謝を忘れなかった。

気持ちが沈みがちだった5月、自身を見守ってくれた制作スタッフに対し、食事に参加できなかったスタッフの分まで自ら封筒を用意して手渡したという。悲しみの中でも周囲を気遣う温かな人柄がうかがえる場面だった。

また、夫の訃報が伝えられた後には、多くのファンや視聴者から応援や慰めのメッセージが寄せられた。

スタッフから「応援コメントがたくさん届いている」と伝えられると、キム・ヨンオクは「ありがたい。関心を持ってくれるだけでも十分」と感謝の気持ちを表した。

一方で、「大丈夫ではない。でも(夫が)長い間病気だったから、ある程度は覚悟していた部分もあった」と率直な本音も打ち明けた。

キム・ヨンオクの夫、キム・ヨンギルさんは5月17日、88歳で死去した。故人は生前、KBSアナウンサーとして活動し、落ち着いた進行と誠実な人柄で多くの視聴者に親しまれた。

2人は中央大学の放送サークル活動を通じて出会い、1960年に結婚。1男2女に恵まれ、60年以上にわたり人生を共に歩んできた。

長い年月を共に過ごした最愛の伴侶を見送ったキム・ヨンオク。

「夫の姿が見えるような気がする」

その一言には、長年連れ添った夫への深い愛情と、今なお埋めることのできない喪失感が静かに込められていた。

WOW!Korea提供

2026.06.11