
「Wanna One」と「I.O.I」が相次いで再結成を発表し、K-POP業界に再び“プロジェクトグループブーム”の兆しが広がっている。
かつて“期間限定グループ”として活動していた彼らが、解散から数年を経て再び集結した背景には、単なる懐かしさだけでは説明できない“K-POP市場の変化”がある。新人グループの成功難易度が急激に高まる中、すでに人気とファンダム、そしてストーリー性まで証明された“検証済みIP(知的財産)”の価値が改めて注目されているのだ。
一度解散したグループが再び集まり、コンテンツやツアー、音源を通じて再始動する流れは、今や一時的なイベントではなく、K-POP業界の新たなビジネスモデルとして定着しつつある。

■“Wanna One”と“I.O.I”が再び集結
「かつて『Wannable(ファンクラブ名)が集まれば、Wanna Oneも集まる』と言っていたように、また一緒に集まることができました。Wanna Oneは、これからが始まりです」
9年前、初めてファンと出会ったサンアム(上岩)の地で、「Wanna One」は再び“Wannable”の名前を呼んだ。
Mnet Plusの新リアリティ番組「Wanna One GO : Back To Base」のステージに立ったメンバーたちは、当時を思わせる制服衣装でファンの前に登場。悪天候にもかかわらず、会場を埋め尽くした歓声とペンライトの波は、まるで時間を巻き戻したような空気を作り出した。
当時使用していた車両や専属マネジャー、警護スタッフまで再集結し、7年前の“ゼロベース”時代の雰囲気をそのまま再現。2017年、“国民プロデューサー”の投票で誕生し、社会現象級の人気を集めた彼らだけに、再び集まったメンバーたちの姿は、多くのファンに“あの頃”の記憶を呼び起こした。
こうして約10年前、韓国中を熱狂させた「Wanna One」と「I.O.I」が、それぞれ7年、9年ぶりの再結成を発表した。
現在「Wanna One」はMnet Plus「Wanna One GO : Back To Base」を通じてファンと再会しており、OST『WE WANNA GO』も公開した。2022年1月のスペシャル曲『B-Side』以来、約4年ぶりとなる正式音源で、変わらぬ歌声の相性を見せた。
一方、「I.O.I」は19日に3rdミニアルバム『I.O.I : LOOP』を発売。29日から31日までソウル・チャムシル(蚕室)室内体育館でデビュー10周年コンサートを開催し、その後アジアツアーに乗り出す予定だ。

■事務所ではなく“メンバー自身”が動いた再結成
今回の再結成が特別な意味を持つのは、“メンバー自身の意思”が大きく反映されている点だ。
「Wanna One」のキム・ジェファンは最近のインタビューで、「グループチャットで再結成の話が先に出て、自分たちで関係者に会いに行った」と明かした。入隊中のカン・ダニエルと、現在は故郷・台湾で映像監督として活動しているライ・グァンリンは参加できなかったものの、リアリティ番組を通じて応援メッセージを送り、変わらぬ友情を見せた。
特に芸能界引退を選択したライ・グァンリンの腕に刻まれた「Wanna One」デビュー日の“8月7日”タトゥーは、多くのファンの涙を誘った。
「I.O.I」も過去に何度も再結成を試みていたが、スケジュールや利害関係の問題で実現できずにいた。しかし今回は、事前スケジュールで参加できなかったカン・ミナを除き、メンバーたちの自主的な努力によって再結成を成功させた。
チョン・ソミは最近の番組で、「練習スケジュールが入った場合、個人活動よりチーム活動を優先する」という内容の独自契約書をメンバーたちが直接作成し、制作側に提案したエピソードを公開した。
こうしたエピソードは、単なる“期間限定再結成”ではなく、メンバーたち自身がグループの価値を今なお大切にしていることを感じさせる。

■“解散=終わり”ではなくなったK-POP市場
かつて「Wanna One」と「I.O.I」の再結成は“不可能”と言われていた。
彼らを生み出した「PRODUCE101」シリーズが投票操作疑惑に巻き込まれ、アン・ジュニョンPD、キム・ヨンボムCPらに実刑判決が下されたためだ。この騒動は韓国社会にも大きな衝撃を与えた。
その影響で、2019年8月にデビューした「X1」は、わずか5か月ほどで解散する事態となった。
それでも再結成が実現した背景には、“人気絶頂のまま活動を終えた期間限定グループ”特有のストーリー性と、時間がたつほど大きくなったファンの懐かしさ、そして「もう一度見たい」という待機需要が存在していた。
さらに、メンバーたちの状況変化も大きかった。活動終了直後はソロ歌手や俳優活動など、それぞれの基盤作りに集中していたためスケジュール調整が難しかったが、時間の経過とともに各自がある程度ポジションを確立し、再結成を議論する余裕が生まれたのだ。
特にパク・ジフンは映画「王と生きる男」で1000万人動員俳優の仲間入りを果たし、“端宗(タンジョン)ブーム”を巻き起こすなど、第2の全盛期を迎えている。
このように、個人活動を通じて積み上げた話題性やファンダムが、再結成時に再び大きなシナジーを生み出しているという分析も出ている。
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