≪韓国ドラマNOW≫「テプン商事」12話 イ・ジュノ(2PM)×キム・ミナ、命懸けの救出で視聴率自己最高を記録=視聴率9.9%、あらすじ・ネタバレ

※あらすじ・ネタバレになる内容が含まれています

tvNドラマ「テプン商事」で、イ・ジュノがキム・サンホとの競争入札で劇的な逆転勝利を収めた。

16日に放送された「テプン商事」第12話は、視聴率調査会社ニールセンコリア基準で全国平均9.9%、最高11%、首都圏平均10%、最高11.1%を記録し、自己最高を更新。地上波を含む全チャンネル同時間帯1位を堅実に守った。2049視聴率でも全国平均2.8%、最高3.3%を記録し、こちらも自己最高を更新した。

「一番大切なものは何か」というカン・テプン(イ・ジュノ)のナレーションで始まったこの日の副題は「私が生きる理由」。以前は簡単に答えられた問いも、IMF危機を経た今は重く難しいものとなっていた。「もし今誰かに聞かれたら、何と答えるべきだろう」という彼の独白は、国家事業の入札という大きな勝負の前で、テプンがついに向き合う“最も大切なもの”を暗示していた。

入札品目である手術用手袋を独占しているアメリカ企業は、数量や条件に関わらず“定価のみ”という強硬姿勢。原価は同じ、さらに船とコンテナをすべて所有するピョ・サンソンに100%有利な局面だった。入札価格を無理に下げれば利益はほぼゼロ。打開策は見えず、社員5人とその家族の生活を背負う「社長」という重圧がテプンを押し潰した。


そんな中、商売経験のある友人ワン・ナムモ(キム・ミンソク)から「卸値」というヒントを得る。アメリカ本社を通さず、マレーシア工場に直接交渉すればより安く仕入れられるかもしれない——。テプンは入札2日前、ペ・ソンジュン(イ・サンジン)をマレーシアへ急派した。

しかし現地に着いたソンジュンが知ったのは、工場がアメリカ本社との契約を解消し、すでに枕の生産に切り替わっているという事実。そして手術用手袋の生産地は、800以上の島のどこかに移されていた。

海外電話も繋がりにくく、状況は掴めないまま。「希望の草原」入札当日、テプンたちは連絡を待ちながら締め切り直前の時を迎えた。すると入札受付締切3分前、ギリギリでソンジュンから電報が届く。「5111, 40, ok」——曖昧な文字列の意味をテプンは瞬時に理解した。

すぐに入札価格を算出し、締切数秒前に提出。その結果、テプン商事は劇的な勝利を収めた。

300万枚の手術用手袋を手にできた秘密は、ソンジュンが工場在庫を“40%割引”で全量確保したことだった。アメリカ本社との契約解消で在庫処理に困っているはずだというオ・ミソン(キム・ミナ)の直感、全量を買い取るというテプンの勝負手、そしてそれを現実にしたソンジュンの交渉力——3つが完璧に噛み合った痛快な逆転劇だった。

敗れたピョ・サンソン側は怒りに燃えた。社長ピョ・バクホ(キム・サンホ)は、在庫として残ってしまったアメリカ産オレンジジュースによる2億ウォン超の損失に衝撃を受け、国家事業まで失ったという事実に息子ピョ・ヒョンジュン(ム・ジンソン)を激しく叱責。しかしヒョンジュンは歪んだ勝負欲をむき出しにして応戦し、さらにチャ・ソンテク(キム・ジェファ)を巧みに揺さぶりながら“1989年の借用証書”の存在まで把握した。

テプン商事とピョ・サンソンの緊張が高まる中、手術用手袋の入庫が始まったが、テプンとミソンには再び試練が訪れる。数量確認のため倉庫に残っていたミソンが、原因不明の火災に巻き込まれ、商品を守ろうと必死に抗って倒れてしまったのだ。

前夜、入札成功後に夜景を眺めながらテプンが「一番大切なものは何か」と尋ねると、ミソンは「明日」と答えた。明日が来れば、今日より少し成長した自分になれるかもしれない——その希望のためだった。

言葉を惜しんでいたテプンの答えは、危機の中で明らかになった。倉庫の火災に気付いたテプンは、迷わず熱い鉄片を払いのけ、炎の中へ飛び込んだ。放送冒頭で投げかけた問いへの答えは、「一番大切なのは、お前だ」という行動そのものだった。

「テプン商事」は毎週土・日曜 夜9時10分から放送。
 

WOW!Korea提供

2025.11.17