俳優キム・ガンウが本業に戻ってきた。
キム・ガンウは、去る15日に公開された映画「中間界」で再びスクリーンを圧倒した。「中間界」は、あの世とこの世の間にある中間界に閉じ込められた人々と、その魂を消滅させようとする死神たちとの追跡アクションブロックバスターで、韓国で初めてAI(人工知能)技術を本格活用した映画として公開前から熱い関心を集めた。
キム・ガンウは劇中、フィリピンで違法賭博サイトを運営するジェボム(ヤン・セジョン扮)を追う冷徹な刑事ミニョン役を引き受けた。ジェボムの母親の葬儀を訪れて予期せぬ事件に巻き込まれたミニョンは、あの世とこの世の間にある中間界に閉じ込められ、生き残りをかけた激しい死闘を繰り広げることになる。キム・ガンウは、混沌と恐怖が交叉する世界の中でも、人間本来の感情と生存本能を緻密に表現して物語のリアリティを完成させた。
「中間界」はデジタル技術の核心と映画芸術の組み合わせで注目されている作品だ。この中でキム・ガンウの人間らしい温かで生き生きした感情表現が作品の中心をしっかりつかんでいる。刑事ミニョンの内面に巻き付く混乱・怒り・恐怖・責任感を繊細に表現し、まるで実際に中間界に存在するような没入感を与えた。
特にAIで具現化された死神たちとの追撃戦や、超現実的な空間の中での死闘のシーンでは、キム・ガンウらしい鋭い集中力とリアルな感情表現が際立つ。彼の視線、呼吸、動きの一つ一つが生きている人間の感覚として観客に深い余韻を残し、爆発的な感情ラインは技術には決して代替できない「俳優キム・ガンウ」ならではの領域を改めて証明したという評価が続いている。
キム・ガンウは、最近、バラエティー「新商品発売~コンビニレストラン」やYouTubeコンテンツなど、さまざまなプラットフォームを通じて人間的な魅力と愉快なコミュニケーション力を見せて、大衆に知られている。これまで積み重ねてきたどっしりした重みのあるイメージはもちろん、あたたかな人間味や親しみやすさまで加わり「人間キム・ガンウ」のスペクトルをさらに拡大させている。
そんな中、映画「中間界」で、俳優として再び深い印象を残したキム・ガンウ。彼の今後の歩みが韓国映画界にどんな新しい波長を起こすのかに期待が集まっている。
WOW!Korea提供