8月20日(日)、パシフィコ横浜 国立大ホールにて、キム・ジュンスのデビュー20周年を記念したイベント「XIA Fanmeeting Tour :The 20th Anniversary」が開催された。イベントではこれまでの活動を振り返りながら、ファンからの質問コーナーやミッション、ミニライブなどをしてファンとの幸せな時間を過ごした。本記事では夜公演をレポートする。
開演時間が過ぎると、軽快なビートと共にオープニング映像が流れ、会場からは自然と手拍子が沸き起こる。テンポの良いサウンドが会場を包み込む中、アーバンかつグルーヴィーなサウンドが響き、大型ビジョンに青い海の映像が流れると、「横浜のみなさん、こんばんは!」とジュンスの声が聞こえてきた。そして、ステージにジュンスの姿が現れるとファンが持つピンクのペンライトが激しく揺れ、1曲目に「Uncommitted」を披露。体が自然と揺れるような心地よいサウンドに、ジュンスもボディーウェーブしながら甘い歌声を届けた。
この日は、20周年を振り返るファンミーティングということで、MCの古家正亨を迎えてのトークコーナーがスタート。昼公演を終えてから撮影が入っていたため、ゆっくり休む時間がなかったというジュンス。しかし彼は、「1部で皆さんからエネルギーをもらったから大丈夫です! またみなさんのエネルギーをください」と力強く答え、夜公演への意気込みを見せた。また、古家がこの日のブルーのドレスコードに触れると、ジュンスは「海みたい。横浜に似合うんじゃないかなと思います」と客席を眺める。「この中で泳ぎたいんじゃないですか?」と古家に振られると「良いんじゃないですか」とクロールする動きを見せ、お茶目な姿でファンを笑顔にした。
横浜はジュンスにとってたくさんの思い出があるそうだ。彼は「グループの時、休みの時間があったら、横浜に来て観覧車に乗ったり、お化け屋敷に行ったり。中華街もめちゃ行ったりしてて、良い思い出がたくさん横浜に残っています。海が大好きで、海と賑やかな雰囲気の建物が一緒にある(海と都市が融合された街)が好きです」と語った。©️ PALMTREE ISLAND
20年間で変化のあるプロフィールを書き直していく「書き直すプロフィール」のコーナーでは、一番気に入っているヘアカラーについて、彼は「黒じゃなければ…。金髪のほうが多かったし、そっちが一番いいんじゃないかなって思います」とコメント。この日の髪色については、「今は、ちょっとピンク? ちらっとピンク?」と、センスあるネーミングでファンを笑わせ、「今日のために一昨日(ちらっとピンクに)しました」と話し、ファンを喜ばせた。8月22日に「Red Diamond」をリリースするため、曲名に合わせて赤にしたい気持ちもあったというジュンスだが、「レッドはちょっと(強いから)、ほかのスケジュールもあるし…。ちょうど中間くらいの、ちらっとピンクで勝負しました」と、髪色を選択。しかし、この日のドレスコードが青だったため、青でいっぱいの客席を見たジュンスは「でもいま考えてみたら、ブルーがもっと良かったんじゃないかな」と話すと、ファンから「確かに!」と声が挙がり、「ブルーも良いですね」と乗り気。9月3日の名古屋公演での髪色に対するファンの期待を膨らませた。
「両親」というキーワードでは、今でも敬語で話すという彼。ため口のような砕けた言い方をせずに、丁寧な言葉遣いをしているという彼は、幼少期もまったく手のかからない子供だったそうだ。彼は「両親の言葉をそのまま言いますね。『ジュンスは本当にまったく親に手をかけずに素直にすくすく育った』。本当です。僕が考えてもすごいなって思います。一回も反抗期がなかったです」と自画自賛していたが、客席にいた彼の両親にも古家が確認し、「その通りだ」と太鼓判を押した。
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