3月30日(木)に始まったMBC「少年ファンタジー~放課後のときめきシーズン2~」(以下、「少年ファンタジー」)がいよいよ6月8日(木)、最終回を迎える。韓国での盛り上がりはどうなのだろうか。
韓国での報じられ方を見てみると、このところABEMAで日韓同時放送されている日本で大反響を呼んでいるといった内容のものが目立ち、日本の方が盛り上がっているといわんばかりの印象がある。たしかに、韓国では視聴率(ニールセンコリア、全国基準)をとってみても、第2話の0.9%がピークで、その後は0.5~0.6%で推移。直近のセミファイナルが放送された6月1日(木)は0.5%だった。
番組が始まって最初の4週、放送時間が重なっていた「BOYS PLANET」(Mnet)は、初回から視聴率が徐々に上がっていき、最終回は1.2%の自己最高でフィニッシュしたのとは大違いだ。「BOYS PLANET」ではファイナルに進出した日本人はケイタただ一人だったが、「少年ファンタジー」ではファイナルに進出する日本人がヒカル、ヒカリ、ユウマの3人いることも、日本で盛り上がっている要素だとみているようだ。
そこで、6月1日(木)放送のセミファイナル順位発表式の模様を振り返りながら、ファイナル進出者をみていく。まず、「少年ファンタジー」の“顔”ともいえるツートップ、ホン・ソンミンとユ・ジュンウォン。1学期は3位だったものの、2学期から1位を守ってきたホン・ソンミン、1学期から万年2位だったユ・ジュンウォンが、ついにセミファイナルで順位が逆転したのだ。よって、ユ・ジュンウォンが1位、ホン・ソンミンが2位でファイナルを迎えることに。この2人のライバル対決は、どのような結末が待っているだろうか。
日本人参加者では、安定した実力を誇り、圧倒的にプロデューサー評価が高いヒカル。韓国語が上手く、初回放送で“言語の天才”と呼ばれてから、毎回カメラに抜かれることも多く、プロデューサーからの称賛も相次いでか、学期が進むにつれ、どんどん順位を上げ、3学期でデビュー圏内の11位に入った後、4学期とセミファイナル順位発表式では共に4位という好位置につけている。
放送前から韓国での人気が高かったヒカリは、2学期で最高順位3位を記録するも、3、4学期はデビュー圏外の13位、14位に。セミファイナル・ミッションでは現場投票でチーム内1位に選ばれ、改めて韓国での人気の高さを証明。そこでベネフィットを獲得し、セミファイナル順位発表式では再び6位に上昇したが、この勢いのまま終われるだろうか。また、サバイバルの中にあって、優しさを前面に見せ、やはりカメラに抜かれることが多いユウマは3学期に28位まで下がったが、4学期18位、セミファイナル順位発表式では17位にランクインし、ファイナルを迎える。
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