日々の生活に疲れたときに聴いてほしい、オススメのK-POP特集!
Sondia「Grown Ups」
2018年に韓国で放送された、ドラマ「マイ・ディア・ミスター〜私のおじさん〜」のOST。原題は「大人」。韓国歌手「Sondia」が歌う「Grown Ups」は劇中では何度も登場し、いわばこのドラマの主題歌のような曲。不遇な人生を送ってきた主人公は、自分の弱さを人に言うことがなく、見ているだけで痛々しく感じてしまうほど。そんな彼女の心情を代弁するかのように、劇中でこの曲が流れるのだ。
「十分苦しんだと思ったのに、まだ終わってないのね この広い世界で独りになったかのように、誰も私の心をみようとはしない」
自分の心に影が見え出したとき、自分の限界を超えてしまいそうなとき、この曲がいつでも味方になって癒してくれそうだ。
OKDAL「Wanna Disappear」
韓国歌手「OKDAL(屋上月光)」は2010年に結成され、退勤ソング「Cheer Up」でも有名な女性2人組デュオ。「Wanna Disappear」は2015年に発売されたシングルアルバム「The Strange Times」の収録曲で、原題は「私が消えてほしい」。
歌詞も「窓の外を見ながら、何となくこんなことを考えた 私が消えてしまえば 私が消えるなら」と、少しずつ日々のストレスが溜まり、あれこれと考えてしまう主人公が浮かぶ。
だが、OKDALは共感だけを描くことに留まらない。サビでは「今日も昨日みたいに一生懸命生きている そうやって生きていけば、私が消えたらいけない重要な人になっているだろう」と、そこから少しずつ光を探していく様も表現してくれた。息詰まり、どこか心のよりどころを探しているとき、そっと自分を抱きしめてくれそうな曲だ。
赤頬思春期(BOL4)「私の思春期へ」
2016年にデビューし、現在ボーカルのアン・ジヨンのソロバンドとして活動している「赤頬思春期(BOL4)」。「私の思春期へ」は元々「To My Youth」という曲名で2017年に韓国で発表された。等身大の「思春期」の心情を表現したこの曲は、多くのリスナーの共感を得て、韓国でも名曲とうたわれる。
そんな彼女は、2019年から日本での活動も行っている。日本デビューから2か月後にリリースしたのが、「To My Youth」の日本語版「私の思春期へ」である。
「世界が真っ暗で毎晩泣いていた」「愛されていないのがすごく嫌で」と、誰もが経験する思春期をテーマに、大人になってからも成長痛のように心が傷ついているリスナーへ送る一曲に仕上がっている。
「それでもいつの日か 光にさえなれるような気がして すべての痛み越えたなら 輝ける気がしたの」という希望が込められており、その一方で「本当の私から遠ざかっていく」のように、まだ弱くてはかない存在である、全ての思春期をねぎらってくれているような曲になっている。
WOW!Korea提供