会場が暗くなり、スクリーンにバックステージからホールに向かうパク・ユチョンの姿が映し出されると、ファンたちのボルテージはすでにオールスタンディングでテンションアップ! そしてセグウェイに乗ったユチョンがゆっくり会場を一周し、ステージ近くの観客と握手をしながらステージに立つと、会場は大きな、大きな拍手と歓声に包まれた。
「トキメキ☆成均館スキャンダル」「会いたい」などで絶大な人気を誇るユチョン。
主演最新作「匂いを見る少女(原題)」のKNTV日本初放送を前に、横浜アリーナで6月23日、「パク・ユチョン『匂いを見る少女』ファンミーティングin Japan」を開いた。
「久しぶりですね」と、流ちょうな日本語であいさつするユチョン。
司会のYumiに、「日本のファンはどうですか?」と聞かれると「かわいいですね。そう思ってるでしょ? 自分のこと、かわいいって。……すみません」。近況については、「ドラマの撮影が終わった後は、何もしていません。ゲームばかり。……すみません」とおどけて見せた。
映画「海にかかる霧」では、百想芸術大賞映画部門新人賞を受賞。役柄についての説明を求められると、「僕の日本語で説明できるかなあ」と首をかしげながらも果敢に挑戦!「20代の男が、船に乗って、人見知り……いや、一目ぼれして……過ごす話です」と、言いながら本人も会場も大爆笑となった。
ミディアムテンポの「彼女と春を歩く」を時に目を閉じ、一つ一つ音を確かめるように歌った後は、椅子に座ってトークタイムに。“匂いが見える少女”と“無感覚な警察官”が繰り広げるサスペンスラブコメディ「匂いを見る少女」のシーンを見ながらトークがスタート! ドラマの中にはコミカルな場面も多く、ユチョンが変顔をするシーンも映し出された。「変顔は恥ずかしいというよりも、自信がある」というユチョンは、口をアヒルのような形にして、「ガー」と声つきのアヒル系変顔(?)を披露。すぐに恥ずかしそうな顔になり、ステージの床にあったタオルを手に取って汗を拭き始めた。すかさずYumiが「汗がきれいですね!キラキラして」と突っ込むと、「それって、どういうことですか……。照明のせいですよ」と言いながら、ますます照れた表情で流れる汗を拭いていた。
ここで、ゲストのはるな愛が登場!ステージに登場するやいなや、「めっちゃカッコイイですね! あー、サランヘヨ~」と熱烈アピールのはるな愛を、緊張気味にじっと見つめたユチョン。「すっげー見てる!やっべー!」と大興奮のはるな愛に、会場は大きな笑いに包まれた。「匂いを見る少女」のなかのキュートなユチョンを集めた場面が流れたあとには、「モシイッソヨ!(かっこいい)」と言うべきところを「マシイッソヨ!(おいしい!)」と言ってしまったはるな愛に、ユチョンは困ったような控えめの笑顔。「ラブシーンを撮る日は、『今日は励むぞ!』って感じ?」とストレートに聞くははるな愛に、「そうですね、ワクワクします」と誠実に答えたユチョン。ユチョンをはさんで白熱するYumiとはるな愛の弾丸トークに、「…この2人はスゴイですね」とたじたじの表情を見せた。
「匂いを見る少女」ではコミカルなシーンも多く演じているユチョンに「日本のギャグを教えに来ました!」とステージに現れたのは、お笑いコンビ、フォーリンラブの2人だ。決めポーズの「イエス、フォーリンラブ!」を「せつなく見つめるんです」と手ほどきすると、ユチョンと誰が決めポーズを披露するかで、はるな愛とフォーリンラブのハジメとバービーがそれぞれ自分を猛烈アピール。会場のファンの拍手の大きさで相手を決めたところ、はるな愛がやることに決定!「いい匂いがする~!」とうれしそうにユチョンと向かい合ったはるな愛と恥ずかしそうなユチョンだったが、低めの声で「イエス、フォーリンラブ!」とバッチリポーズを決め、会場からは大きな拍手が送られた。
雰囲気が一転し、スーツから夏らしいボーダーTシャツとジーンズに着替えたユチョンが登場。福山雅治の「最愛」を情感たっぷりに歌い上げたあと、デビュー10周年を祝うケーキがステージに。ユチョンがろうそくを吹き消すと、ファンが一斉にカラフルなペーパーフラワーを高く揺らし、観客席大きく「10」の文字が浮き出した。横浜アリーナを埋め尽くしたファンが声を合わせ、「日本デビュー10周年おめでとう!」。サプライズなお祝いに、感無量な表情に。「時間というのは早いですね。これからもずっと活動をがんばります!」と笑顔になった。
ファンミ―ティングでは、匂いをテーマにしたドラマにちなみ、ユチョンが好きなローズとカモミールの香りの紅茶をブレンドするコーナーも。紅茶を飲むユチョンののど仏が上下する様子がカメラでクローズアップされると、悲鳴のような歓声が起きた。
また、「ドラマの名シーンを再現するコーナー」では、抽選で選ばれた3人のスズカさんがステージに。
劇中でユチョンがカーテン越しに妹の名前を呼ぶシーンを模して、ステージでカーテン越しに「スズカ!」と呼ぶ再現を行った。録音機能のある熊のぬいぐるみにユチョンの声を録音すべく、カーテンにぐっと近づく3人のスズカさん。その真剣な表情を見たユチョンは思わず吹き出してしまい、NGを連発!
さらに、車にひかれそうなシン・セギョン扮するヒロインを引き寄せて助けるシーンの再現では、演じるファンとの2ショットの写真を撮ろうとハジメがカメラを構えているにもかかわらず、恥ずかしくて顔を隠してしまう人が続出! 何度もやり直してやっとOKカットが撮れると、会場のファンもうれしくなり、大きな拍手が送られた。
トークコーナーの最後は、「Dr.ユチョンに相談」。普段から相談を受けることが多いというユチョンだが、本人は「聞いているだけですよ」と謙遜気味だ。だが、女子高生と30代の女性などから寄せられた「どうしたら色気を出せますか」という質問には、じっくり考えた後、「ヨガをすればいいのでは」と、回答。「自分らしいのが一番だから、自分らしくヨガをすればいいんです」と、アドバイスしていた。ちなみに、ユチョンが女性の色気を感じるのは、「髪を結んでいる姿」。「男友達とばかりいるとセクシーじゃなくなるから、女子会をたくさんすればいいのでは?」とユチョン目線でのアイディアを披露していた。
ファンミーティングに臨むユチョンへジュンスが贈るビデオメッセージがスクリーンに流れると、大歓声が。「(入隊中の)ジェジュンのメッセージは撮れないんですね」と、ユチョンは少しさみしそうな表情になった。
ユチョン自身も8月27日に入隊予定。今後の活動予定について、「7月のスケジュールが終わったら……もう行っちゃいますね。ジュンスもいずれ入隊するし、JYJの活動再開は、5年後ぐらいになると思います」と発言。「えーっ」とどよめくファンに、「けっこう長い時間ですよね。その時、僕は34歳。34歳になっても、思いっきり踊ってみます!」と、目に少しだけ涙を浮かべながら、自分自身を励ますように続けた。
ラストは「30」そしてアンコールはドラマ「トキメキ☆成均館スキャンダル」の挿入歌「見つけた」と歌で雰囲気は最高潮に。カラフルな風船を手にオールスタンディングのファンがユチョンとともに歌い、踊り、会場が一つになった。最後のフレーズを、目を閉じ思い込めて歌い上げたユチョン。「みんな、またね! じゃあね!」と明るい笑顔でステージをあとにした。
WOW!korea提供
取材:KOREAREPORT INC
<KNTV放送情報>
ユチョン主演最新ドラマ
「匂いを見る少女」日本初放送 7月24日(金)スタート 毎週金曜 よる10:05~
KNTVオリジナル番組『All about K』にてユチョンの最新インタビュー放送決定!
7月19日(日)よる11:15~
<DATV放送情報>
ユチョンが新人賞を受賞!
「百想芸術大賞2015」日本初放送 8月11日(火) よる10:15~
「匂いを見る少女」制作発表会 コリアエンタニューススペシャル
8月16日(日) よる10:00~ほか
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