「イベントレポ」CIX初の日本公演がついに実現 充実のパフォーマンスで魅了

止まっていた時間が、ついに動き出した。
8月7日。CIXの日本初となるライブが、中野サンプラザにて開催された。韓国、アメリカで行ったツアー「CIX 1st CONCERT<REBEL>」の日本公演であり、昼夜2回のスペシャルなステージだ。
CIXが日本のFIX(ファンの名称)と対峙するのは、3年前のデビューショーケース以来。コロナ禍という不可抗力により、予定されていたあれこれが中止に追いやられたこともあって、文字通り待ちに待ったライブだった。
もちろん、待ったぶんだけFIXの想いは強く大きくなる。幕が上がった瞬間の熱気が、何よりもそれを物語っていた。
「今日は『Pinky Swear』の約束を守れた大切な日です」(ヨンヒ)今年3月にリリースした日本での1stアルバム「Pinky Swear」。そのタイトルが意味するところは“指切り”。長い約束がまさしくこの日、果たされたことになる。



セットリストはアルバム収録曲を中心に、韓国語、英語での楽曲を交えた多彩なラインアップだ。伸びやかなボーカルにエッジの効いたラップ、そして言わずもがなのキレキレのダンス。メンバー5人それぞれの個性豊かなアプローチで、オーディエンスを魅了した。
また、一生懸命に勉強したという日本語での他愛ないトークも、彼らの魅力のひとつ。圧倒的なパフォーマンスによって張り詰めた空気を一気に和ませるその光景に、会場には笑顔があふれた。
「長い間待っていてくれてありがとう!これからは日本にたくさん来たいと思います。ずっと僕たちの隣にいてくださいね」(BX)
全14曲の圧巻のステージだった。CIXの今のリアルを見せつけた今回の1stライブを経て、彼らはさらにそのパフォーマンスに磨きをかけて日本に戻ってきてくれるだろう。なにしろ、また新たな“指切り”をしたのだから。

【CIXプロフィール】
CIXは、BX、スンフン、べ・ジニョン、ヨンヒ、ヒョンソクの個性的かつ魅力的なメンバーで構成された5人組ボーイズグループだ。CIXとは「Complete In X」の略語であり、5人の未知数のメンバーが一緒に集まった時に初めて完成されるという「未知数の完成」という意味が込められている。
2019年7月23日、CIX 1st EP ALBUM HELLO Chapter 1. Hello, Strangerをリリースし、韓国デビュー。同年7月に開催された韓国ソウル・SKオリンピックハンドボール競技場(オリンピック公園)でのデビュー・ショーケースはなんと30秒でチケットが完売し話題をさらう。さらにはデビューから僅か1週間で1st EP収録曲「Movie Star」が音楽番組で1位を獲得するなど、超大型ボーイズグループとしての高い注目度を証明した。
K-POPが世界中で高い評価を受ける中、CIXはK-POP界に現れた現在、最も楽しい5人組のグールプで、世界中から高い関心が寄せられている。

(2ページに続く)

2022.08.08