ソーシャルディスタンス施行当時、営業が禁止された飲食店を訪問して摘発された俳優チェ・ジニョクが罰金刑を言い渡された。
10日、法曹界によるとソウル中央地方裁判所は、感染病予防法違反の疑いで起訴されたチェ・ジニョクに先月29日、罰金50万ウォン(約5万1000円)の略式命令を下した。
略式命令は裁判なしで罰金または過怠料等を処分する手続きで、当事者はこれに不服の場合、略式命令文を送達された後、一週間以内に正式な裁判を請求することができる。
チェ・ジニョクは昨年10月、ソウル江南区(カンナムク)三成洞(サムソンドン)にある接待を伴う飲食店で防疫当局の集合制限措置に違反した疑いを受けた。当時チェ・ジニョクが訪れた違法飲食店は、ソーシャルディスタンスにょって営業が禁止された場所だった。
警察はチェ・ジニョクをはじめ、業主と客、接客員50人ら計51人を摘発した。
その事実が知らされるとチェ・ジニョクの所属事務所は、「知人が夜10時まで運営できる場所だと案内した店が違法で運営されていることを知らなかった」と釈明した。
チェ・ジニョクは「どんな理由や言い訳をしても許されない行動をしたという点、心が重く申し訳ない」として「深く反省し、再び無知によってこのような失敗を繰り返さないよう、常に私自身と周囲を振り返る」と謝罪した。