「インタビュー」CNBLUEヨンファ、“僕は恵まれた人...30代も期待している”

写真=チョ・ジュンウォン記者

 

芸能界は自分自身の意志だけで成功するには障害物が本当に多い。中途半端な実力では走ることさえ許されない。ところが、ヨンファはデビューから「花の道」を歩いてきた。2009年のドラマデビュー作「美男<イケメン>ですね」は、ヨンファを韓流スターにした。翌年発表したデビュー曲「ひとりぼっち」は旋風的ともいえる人気を集めた。

ヨンファはとても謙虚だった。人気に酔っていても、誰が何と言う以前に「今の人気がバブルにならないよう、ずっとロングランすることを目的にしました」と語った。デビューしてから現在までの歌と演技はもちろん、バラエティでもずっとラブコールを受けている理由だろう。自分自身が得意なことをよくわきまえて、絶えず自身を振り返ることができるのがヨンファの長所だ。18日に放送が終了したJTBCドラマ「恋するパッケージツアー~パリから始まる最高の恋 ~」(以下、「恋するパッケージツアー」)でサン・マルが愛された理由も同様だ。

 

Q. 昨年撮影した「恋するパッケージツアー」の放送が終了した。長く待ったぶん感慨も深かったでしょう。
ヨンファ:フランスでの撮影を終えてパーティーを一度して、韓国に来てもう一回しました。監督と脚本家と俳優たちが集まって4話まで試写会をして飲み会をしました。1年中、放送終了の余韻があった不思議な作品でした。放送が開始されてからは視聴者の立場でドラマを見て、ドラマが与える暖かい余韻が本当に長く続きました。

Q. 実際にパッケージ旅行をしたことありますか?
ヨンファ:中学校の時、兄とふたりで日本の温泉パッケージ旅行に行ったことがあります。パッケージ旅行独特の魅力があると思います。どんな人たちと一緒に旅行をするのか、出発の前日ドキドキした記憶があります。デビューしてからは、純粋に旅行だけを楽しんだのは一度だけです。ツアーコンサートなどで外国にしょっちゅう行くので、スケジュールの合間に短い時間で見て回ったりします。そう考えると、本当に僕は幸せな仕事をしていると感じます。

Q. 「恋するパッケージツアー」が好評一色でしたが、視聴率は2%代でした。残念ではないですか?
ヨンファ:視聴率に対する期待はありました。たくさんのスタッフが、言葉も通じないフランスで苦労したので、彼らのためにも視聴率が良かったらいいと思いました。視聴率は確かに残念ですが、「恋するパッケージツアー」は、またこんな作品に出会えるだろうかと思うほど愛情を感じる作品です。それだけでも心に残る作品です。

Q. 作品とキャラクターに対する愛情が感じられますが、その理由はなんですか?
ヨンファ:「恋するパッケージツアー」には、刺激的な要素がありません。化学調味料が添加されていないじっくり煮込んだスープを食べる感じです。現実的なセリフに胸が痛かったです。毎回テーマが良くて、何気なく投げかけているようですが、骨のあるストーリーで、僕の血となり肉となった内容でした。

Q. サン・マルというキャラクターと自身は、どこが似ていますか?
ヨンファ:これまでのドラマでは、足長おじさんのようなキャラクターをたくさんしました。ヒロインを影で黙々と見つめるというキャラクターが多かったです。本来の性格は明るいです。サン・マルのようなキャラクターをやってみたかったのですが、運命のように「恋するパッケージツアー」に出会えて、そのぶん熱心に準備をしました。これまでドラマをするときは、どうしたらかっこよく見えるかを悩みましたが、今回は歌手でもヨンファでもなく、マルに見せるために努力しました。

Q. サン・マルを表現するときに悩んだ部分は?
ヨンファ:好奇心がとても強いキャラクターですが、それだけを表現すると迷惑をかけるキャラクターにしかなりません。だから決断力が必要なときは決断力を、愛する人には男らしい姿を見せるキャラクターとして表現しようと努力しました。

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