「インタビュー①」俳優チ・チャンウク、“3作連続でのアクションにもプレッシャーはない”

俳優チ・チャンウクは映画「捏造された都市」(監督パク・グァンヒョン)が初めてのスクリーン主演作だ。「捏造された都市」は、たったの3分16秒で殺人犯の濡れ衣を着せられた男がゲームのメンバーらと共に事件の実体を暴いて反撃をする犯罪アクション映画だ。チ・チャンウクは、「捏造された都市」でゲームの中では完ぺきなリーダーだが、現実は一文無しのプー太郎、クォン・ユ役を受け持った。

デビューしていつのまにか9年目に突入した俳優だが、「スクリーンに私の顔が大きく出たり、声が大きく聞こえるのにはまだ慣れません」と笑った。スクリーン初主演作に「捏造された都市」を選んだ理由はパク・グァンヒョン監督だったからだ。クォン・ユのキャラクターより、パク・グァンヒョン監督ならではの撮影に付いて行くうちに独特でおもしろい映画ができるという信頼があったのだ。
「何か監督に説得されたようでした。監督の独特な考え方のおかげで、本当におもしろい仕事ができるという確信がありました。どんな映画ができるのか楽しみでした。キャラクターで何か新しいものを見せなければならないとは考えませんでした。ただ(主人公の)状況自体がとてもくやしい立場なので、観客がのめり込んで見ることができる人物を作らなければならないと思いました。」

「捏造された都市」は、韓国映画にはまれなジャンルの映画でもある。創意的なビジュアルから始まった映画の中の風景も多少洗礼されていなかった。チ・チャンウクもやはりシナリオを読んだ当時独特だという感じを受け、果たしてクォン・ユという人物を観客にアピールすることができるか心配で、プレッシャーも感じた。
「しかし、俳優として仕事するのに映画とドラマは全く同じでした。今後もあえて映画とドラマを違ったものとは考えません。ただし、演技をしながら可能性を自ら探そうとしました。そうするうちに、この映画自体が可能性を探しながら見なければならない映画ではないかという気がしました。それがこの映画の妙味のようです。」

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2017.02.11