「アクションに自信があるのではありません。このように初めて殴られてみると本当に大変です。 (笑い)リハーサルも本当にたくさん必要でした。新しく挑戦したと思われる動作はありませんが、作品の色があまりにも違うので新しく感じられらます。アクション演技をしながら感情を維持するのが重要でした。アクションや状況を別々に見ないでその状況に集中しました。」
パク・グァンヒョン監督が、シーンごとに満足するシーンが出てくるまでディテールに演出しただけに、満足度が高いシーンがあるのか尋ねた。だが、チ・チャンウクは「車のシーンの中でクォン・ユとマ・ドクスの車が交錯するシーン」と答えて首をかしげた。「私が撮ったのに気に入ったといえば変ですね」ということがその理由だった。
「演技して限界に陥ったことも多かったです。クォン・ユのくやしくて腹が立ってどうすることもできない感情を表現しようとしてもなかなかできなくて。カメラが回るとすぐにそのような感情が浮き上がるものでもありませんから。そんな時は当惑して限界を感じます。そんな時は徐々に感情を引き上げる時もあるし、休んで集中して演技をする時もありました。」
チ・チャンウクはずっと演技ができる原動力として「演技に対する面白味」を挙げた。自らを「欲張りです」と言った。「捏造された都市」を撮影しながらもストレスを受けたことも多かったですが、結局やり遂げたという成就感も得ました。そして「とても大変だったと思ったが、今思えばいい思い出です」と打ち明けた。