「コラム」(後編)15周年!『冬のソナタ』の初放送を振り返る

韓国のKBSで2002年1月14日から放送が始まった『冬のソナタ』。視聴率が良くて上々のスタートを切った背景には、用意周到なマーケティング戦略があった。

 

積極的なPR

韓国のテレビドラマの制作費は、当時は1話当たりおよそ1億ウォン(約1000万円)と言われていた。20話のシリーズなら総額で20億ウォンというわけだ。それがテレビ局から外注の制作会社に支払われる金額である。
しかし、制作のパン・エンターテインメントは、オリジナル・サウンド・トラックで一定の売り上げを確保できるという予測を立てていた。その収入をあてにできたので、予算の枠を広げて大規模な宣伝に乗り出した。


通常のテレビドラマでは例がないほど大量の広告を放ち、街頭看板も派手に並べた。確かに経費はかかったが、同時間帯に放送されているライバルに勝つためにも積極的なPRが必要だった。
それが功を奏した。しかも、『冬のソナタ』の放送開始とともに雪が降り、冬を舞台にしたドラマの雰囲気も大いに盛り上がった。(ページ2に続く)

2017.01.18