「コラム」冬になるとやっぱり『冬のソナタ』が見たくなる

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寒くなって雪が降る季節になると、またまた見てしまうのが『冬のソナタ』だ。純愛を描いて、あれほどの傑作は他になかった。この作品の撮影が始まったのが2001年12月12日だった。もう15年も経っているが、この記事では改めて当時のことを振り返ってみよう。

美しい並木道を歩く恋人たち

2001年12月12日、初冬の雨が降る南怡島(ナミソム)で、『冬のソナタ』の初めての撮影が行なわれた。
ロケ地の南怡島は、ユン・ソクホ監督が特に厳選した場所だ。
この南怡島はソウルの東北側60キロメートルのところにある。
ソウルから鉄道で春川(チュンチョン)方面に向かうと、その途中に加平(カピョン)という駅がある。そこで下車すればタクシーと渡し船で南怡島へ行くことができる。
島とはいっても、実際には北漢江の中州である。
ちょうど葉っぱのような形をしていて、周囲は6キロメートル。美しい並木道が多いので、恋人たちの散策コースとして知られていた。
その静かな佇まいにユン・ソクホ監督は目をつけた。
中州だけに、どこにいても美しい川の流れを眺めることができる。しかも、チュンサンとユジンが、恥じらいながら寄り添って歩くのにふさわしい並木道が随所にあった。
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2016.12.22