朝鮮王朝時代に王の後継者を決める際に様々な争いがあった。7代王・世祖(セジョ)として即位した首陽大君(スヤンデグン)は、本来は二男で王になる資格がなかったが、王になることに対して強い野心を秘めていた。そこで、彼はとんでもないことを画策するのだが……。 王座を狙う野心家 『王女の男』で世…
朝鮮王朝の518年間の歴史の中には、「義人」として有名な5人がいる。それは、黄喜(ファン・ヒ)、金宗瑞(キム・ジョンソ)、金時習(キム・シスプ)、成三問(ソン・サムムン)、郭再祐(クァク・チェウ)である。 最初の3人 黄喜(ファン・ヒ) [1363~1452年] 27歳で科挙に合格して…
朝鮮王朝19代王・粛宗(スクチョン)と側室の叔嬪・崔氏(スクビン・チェシ)との間に生まれた21代王・英祖(ヨンジョ)は、在位中に人権に配慮した政策を実施するなどの功績を立てたが……。 英祖の誕生 1720年に朝鮮王朝19代王・粛宗が亡くなった。その後を継いだのは、朝鮮王朝3大悪女の1人…
朝鮮王朝には、王子として国王になる可能性もあったのに兄弟に殺されてしまった5人の王子がいる。それは、李芳碵(イ・バンソク)、安平大君(アンピョンデグン)、錦城大君(クムソンデグン)、臨海君(イメグン)、永昌大君(ヨンチャンデグン)である。 最初の3人 李芳碵(イ・バンソク) [1382~1398年]…
NHKの総合テレビで日曜の夜に放送されている『不滅の恋人』が描く時代は、歴史背景からすると1450年代前半だ。ドラマに登場するイ・ガンは歴史的に首陽大君(スヤンデグン)のことで、イ・フィは安平大君(アンピョンデグン)に該当する。この2人は激しく対立したのだが……。 競い合う兄弟 4代王…
ドラマ『王女の男』で、女優のホン・スヒョンが演じたことで広く知られるようになった敬恵(キョンヘ)王女。ドラマの中で描かれた彼女の境遇は、天国から地獄に落ちたような感じだったが、実際はどんな人生を歩んだのだろうか。 姉として端宗を見守る 敬恵王女が生まれた1435年は、4代王・世宗(セジョン)が統治す…
『七日の王妃』の主人公になっている端敬(タンギョン)王后は、わずか七日間だけ王妃になっていて、その後に廃妃(ペビ)となっている。なぜ、彼女は国王から離縁されなければならなかったのだろうか。 燕山君の異母弟 10代王の燕山君(ヨンサングン)は最悪の暴君だった。 王宮の中で酒池肉林に明け暮れ、官僚を大虐…
『七日の王妃』の主人公になっていた端敬王后(タンギョンワンフ)。11代王・中宗(チュンジョン)の最初の正室だった女性だ。彼女が中宗から離縁させられたのは1506年のことだった。きっかけは、暴君として悪評がひどかった燕山君(ヨンサングン)が、クーデターで王宮を追放されたことだ。 端敬王后の親族は? 廃…
朝鮮王朝時代の女性は肖像画を残していないが、歴史書の記述によって誰が美女であったのかが明らかになっている。歴史に残る美女は、敬恵(キョンヘ)王女、黄真伊(ファン・ジニ)、淑嬪・崔氏(スクピン・チェシ)、神徳王后(シンドクワンフ)、張禧嬪(チャン・ヒビン)の5人である。 最初の3人 敬恵(キョンヘ)王…
朝鮮王朝には42人の王妃がいたが、中でも慈愛に包まれた人格者の王妃が5人いた。その5人とは、顕徳王后(ヒョンドクワンフ)、孝懿王后(ヒョウィワンフ)、端敬王后(タンギョンワンフ)、昭憲王后(ソホンワン)、仁顕王后(イニョンワンフ)である。 最初の3人 顕徳王后(ヒョンドクワンフ) [1418~144…