文大統領、「BTS」を大統領特別使節に任命、「BTSは外交の大きな助け」=韓国

「大韓民国の国格を非常に高める役割をしてくれた」

文在寅(ムン・ジェイン)大統領が14日、「未来の世代と文化のための大統領特別使節」にボーイズグループ「BTS(防弾少年団)」を任命したときの言葉だ。

ビルボードチャートを席巻し、世界的な人気を集め、韓国文化を広める役割をしてくれることに感謝の意を表した。これに対しメンバーのJ-HOPEは両手の親指を上げて感謝の気持ちを伝えた。

文大統領は同日午前、大統領府で「BTS」に会い、任命状、外交権のパスポートや万年筆の贈り物を授与した。

文大統領は「KポップとK-文化の地位を上げることで、韓国の品格を非常に高めた」とし「韓国のコンテンツの輸出が過去最大を記録しているが、BTSがよく導いてくれていると思う。そのため、化粧品の輸出も過去最高を記録した。」と述べた。

また「コロナ禍で世界のすべての若者が多くの困難に直面しているが、彼らにいつも共感し、慰め、応援するという誰にもできないことをした」と褒め称えた。

また文大統領は、「BTS」が民間外交に大きな役割をしていることを強調した。文大統領は「外国首脳と首脳会談をする際に、雰囲気を和らげるため、相手が喜びそうな話をするが、いつもK-POPの話になる。そのほとんどがBTSの話だ。」とし「外交的に皆さんが大きな力になっている」と述べた。

任命状を受け取った「BTS」は、今月19日から始まる第76回国連総会に特別使節の資格で同行する。

「BTS」のリーダーであるRMは「大韓民国の一国民として国益、外交にまで役立つという話をしてくださってさらに光栄に思う」とし「音楽とダンス以外にももらった愛に報いることができるか悩んでいたが、大統領が良い機会を与えてくださった」と述べた。

2021.09.15