これを受けて、動物保護団体karaは「深い憂慮を表する」として立場を発表。
同団体は「『専門家は絶対に保護犬を(飼うことを)勧めない』という発言は、保護犬は家庭に迎え入れるのが難しい動物のように聞こえてしまい、誤解を招く発言」とし、「市民団体をはじめ数多くの後援者、ボランティア、市民らは『購入せずに、(保護犬を)迎え入れてほしい』と救護の声を上げている。ペットショップに展示されている動物たちがどのように”生産”されて”販売”されているのか、また繁殖場に残った動物たちの苦痛がどれほどなのか、それを止めるために活動している」と説明した。
その上で「出演者が誤解を招く発言をしたり、事実関係が十分ではない発言をしたりするのはやめるべきであり、制作陣は現場でコメントを補完するように要請すべきだ。それが難しいのならば、編集して視聴者に届けなければならない」と指摘した。
また、アサン動物保護連帯は29日、SNSを通して「セリフと字幕で偏見があらわになっただけでなく、底辺に敷かれている保護犬や捨て犬の両極端な事故、セレブリティ(有名人)と共に登場する小型の品種犬のみにスポットライトを当てる設定にも大きな問題がある」と批判。その上で、JTBC「ペットケージ」側にも謝罪を求めた。
しかし、一部では「保護犬を迎え入れてうまく育てられるケースもあるが、失敗するケースもあるから、ヒチョルの発言は間違っているわけではない」との反応もある。
ネットユーザーらは「ヒチョルの発言は、保護犬を育てることは簡単なことではない。だからこそ、保護犬を育てている人はすばらしいということを意味していたのでは?」、「事実は事実だが、保護団体が保護犬の養子縁組に慎重になって手続きも複雑にしておきながら、購入せずに保護犬を迎え入れろと言うのは矛盾している」、「有名人は自身の意見も述べることもできないのか。ここは北朝鮮?」など、ヒチョルの主張を擁護する声も少なくない。
WOW!Korea提供