「経国大典」は、「吏典」「戸典」「礼典」「兵典」「刑典」「工典」の六巻によって構成されている。
たとえば、「吏典」を見ると、最初に内命婦(ネミョンブ/王宮に奉職する女性の中で品階を持っている人)の品階が記されている。
さらには、外命婦(ウェミョンブ/王族女性や高官夫人の中で品階を持っている人)の品階、各官職の品階などが順に書かれている。
これらは一例であり、「経国大典」に載っている官制・田制・税制・兵制などに関する条例は、朝鮮王朝時代のすべての人々を法に従って支配したのである。
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