(c)Will-Be Inc
3月15日、モデル並みのルックスと卓越したヴォーカルを兼ね備え、さらに、その癒し系キャラで“フンナムドル”と人気のダンスヴォーカルグループF.CUZ(フォーカズ)が、Zeppダイバーシティ東京でデビュー5周年記念ライブ「GRATEFUL LETTER~感謝の手紙~」を開催した。
個性豊かな彼ららしく、パワフルでダンサブルなステージやその歌声をじっくりと聴かせる大人の雰囲気、そしてポップなパフォーマンスと様々な姿を魅力的に披露し、ファンと素敵なひと時を過ごした。
幕が上がりF.CUZが登場すると会場は待ちかねたファンたちの熱気と歓声に包まれた。「CHA-GA-WA」「No.1」と、オープニングから全力でパワフルでクールなステージを繰り広げた。
リーダーのジノンが「みなさん、久しぶりですよね?!」と呼びかけると、大きな拍手と歓声が上がった。一人ひとり自己紹介した後、ジノンが「今日、僕たちの2015年最初のライブ“GRATEFUL LETTER”にお越しいただき、ありがとうございます!」とあいさつし、イェジュンが「みなさんが今日のライブに来たことを後悔しないように、楽しいライブにしたいと思います」、テゴンが「みなさんに会いたくて、今日のためにいっぱい準備しました」とライブへの意気込みをのぞかせた。また、ドラマに出演しているレヒョンは「撮影の合間にもダンスや歌の練習をしました」と、彼らもファンに負けないくらいこのライブを楽しみにしてきたこと、緊張で眠れなかったことなどを明かした。そして、「いつもF.CUZの頭の中はF.orU(ファンクラブ)のことばかりです。みなさん僕たちからの“GRATEFUL LETTER”(感謝の手紙)を受け取ってください」とライブをスタートさせた。
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「Midnight Sun」「Because of you」「Lost in Love」と立て続けにスピード感のある楽曲をパワフルなヴォーカルとダンスで見せたかと思うと、ブラックジャケットのシックな装いにチェンジし、「again…」「Take a Call」「Teaful Heart」と、バラードを情感たっぷりに聴かせた。特に「again…」では今回初めて椅子を使ったダンスを披露。
彼らは「緊張した~」と言いつつも、とてもクールに決めていて、彼らにしか表現できない切ない大人の雰囲気を醸し出していた。そして、昨年12月に発表し、見事オリコンCDシングルデイリーランキング3位を獲得した「もう一度だけ~Remind~」をしっとりと歌い上げた。
大人っぽい雰囲気で進めていたライブだが、途中では彼らからの映像のサプライズプレゼントが。ライブ前日がホワイトデーであったことから「ホワイトデー サプライズ映像イベント」と題して、日本の某アイドルの人気番組のパロディー風の映像を公開した。
「ホワイトデーに遅刻し、拗ねてしまった恋人にサプライズでプレゼントをして機嫌を直させる」というシチュエーションで、メンバーそれぞれがどのようにするかをドラマ仕立てで披露するというもの。もちろん「彼女は自分に置き換えて見てね!」ということで。
トップバッターはイェジュン。一生懸命に彼女のご機嫌をとる姿に対し、画面に“なんかチャライ”などと容赦ない、かつ的を射たコメントが次々と出ると、ファンも大爆笑!
しかし、最後にバックハグで花と歌のプレゼントを渡すと会場からは「キャー!」とうらやむ声が上がり、“優しさあふれすぎ”と好印象のコメントが出て、客席からも拍手が沸いた。
テゴンの場合は、映像の始まり部分で、体でカフェのドアを押して入ってくるシーンがあり、いきなり“ドアは手で開けろ”と容赦ない突っ込みがあったり、また彼女の目の前でソン・シギョンのバラードを歌ったことについては、メンバーからも「寒い…」と冷たい評価が…。
ロマンチックなジノンは、反省の気持ちを見せずに彼女をさらに怒らせておいて、隠しておいたプレゼントを渡して、ウインクとキスをするというテクニックも見せた。
いきなり一人芝居を見せたレヒョンには最初会場も引き気味だったが、カフェの窓の外から彼女に見せた反省のポーズがとても可愛らしく思わず見ているファンが照れてしまう場面も。
最後に登場したのはメンバーからも“キザでナルシスト”と言われるカン。
どの角度からのショットもそのイケメンぶりが見事に決まっていて、また、彼女への謝り方も甘くて高評価。ファンたちもじっくりと見守っていたその時、最後になんとカンが彼女に“キャンディーキス(彼女にキスをしてキャンディーを口移しするというもの)”を!これには会場も大騒ぎ!高評価が急降下して、“こういう男が浮気するんだよ”という辛らつなコメントにファンたちも大爆笑。カンからの「実際にキスはしていません」とのコメントにファンも一安心。メンバーそれぞれの性格がよく表れていて、素に近い姿を垣間見ることができ、ファンにはたまらないプレセントになったようだ。
再びのステージでは、先ほどまでのシックな雰囲気とは一転、カジュアルな服装で、可愛いダンスに照れながら「Ring My Bell」を披露したかと思うと、「Jiggy」と、“ファンのみんなへホワイトデーのプレゼント”として「Last Forever」をそれぞれアカペラバージョンで歌い、その抜群のヴォーカル力をしっかりと見せつけた。
しっとりとした雰囲気から今度はポップなイメージで「ONE LOVE」「Change」「LUV HOLIC」を歌い、客席も一体となって盛り上がった。
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アンコールではうれしいサプライズも。
ファンからの“ポコジュ!”というアンコールに応えて、照明が落ちた会場の中で「Never Let You Go」のイントロがかかると、彼らの歌声が客席から!
これにはファンもビックリ!すでに客席に下りていた彼らは、その場で歌い始め、会場を所狭しと駆け回った。悲鳴にも似た歓声の中、ファンたちと目を合わせ、楽しそうにハイタッチをして触れ合いながらパフォーマンスを見せるメンバーたち。
楽しい雰囲気で盛り上がったライブの終わりが近づくと、ジノンは「去年は僕たちにとって意義のある年でした。韓国での活動を再開し、日本ではみなさんのおかげでオリコンでの最高位を更新することができました。あらためてお礼申し上げます。そして、こうやってまたステージに立たせてくれたみなさんに、ちゃんと気持ちを伝えたくて、メンバーみんなが手紙を用意しました」と、今回のライブタイトル「GRATEFUL LETTER~感謝の手紙~」のとおり、彼らは一人ひとり、ファンへの感謝の手紙を読み上げた。
イェジュン「つらくて、やめたいと思ったときも、みなさんの前で歌うことは、どうしてもあきらめられなかったです。今日まで僕たちを見守って音楽を続けさせてくれたF.orUのみなさんに、心から感謝しています。サランヘヨ」。
ジノン「僕の中で“GRATEFUL LETTER”という言葉は永遠に消えることはないと思います。まずはF.orUのみなさんに、ありがとうと伝えたいです。そしてスタッフ、関係者のみなさんに感謝します。いつもみなさんの幸せの配達人・F.CUZでありたいと思います。2015年も一緒に歩いていけたらと思います。サランハムニダ」。
レヒョン「まだ足りない部分が多いけど、このような舞台に立てるようにしてくれたF.orUのみなさんに、本当に感謝しています。F.orUのみなさんがいてくれるから、僕たちが存在します。これからもみなさんと一緒に、もっと素敵なF.CUZをつくっていけたらと思っています。本当に心から感謝しています。サランハムニダ」。
テゴン「デビューしてから初めてこんな大きな舞台で単独ライブができて、本当に幸せで最高の一日でした。今日みたいにみなさんの前で歌えることが僕の人生の中で最高の幸運だと思います。僕は不器用な性格なので、今までみなさんに僕の気持ちを上手く伝えられませんでした。今日はこの手紙で正直に伝えたいです。みなさん、本当に感謝しています。サランハムニダ」。
カン「僕たちにとっては、いつもF.orUのみなさんが希望です。みなさんのことを考えながら、いつも歌って踊って、曲を作って、歌詞を書いて、がんばります。いつもそばにいてください。みなさんの横に僕たちがいなくても、いつも僕たちの心はみなさんのそばにいるので、いつも感じてください。ありがとうございます。サランヘ」
と、ファンに感謝の気持ちを一生懸命に伝えた。
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そして、ラストに“キミさえいてくれれば 大丈夫”という彼らの気持ちをそのまま代弁したような歌詞の「大丈夫(ケンチャナ)」を披露し、ファンたちに言葉では言い尽くせないほどの、心からの感謝の気持ちを歌に込めて届けた。
以前、このライブについてインタビューした時に、「今まで、ファンのみなさんにたくさんの応援をしていただきました。だから、今回は僕たちからの感謝の手紙みたいなライブにしたい」「来たら幸せになれるライブ。帰るときは幸せな気持ちになっているはずです」と語っていた彼ら。その言葉どおり、感謝の気持ちがいっぱいにこもった温かいライブとなった。
ライブ終了後には握手会も行われ、F.CUZにとってもファンたちにとっても忘れられない一日になったことだろう。
取材:Korepo(KOREAREPORT INC)
■F.CUZ JAPANオフィシャルウェブサイトhttp://f-cuz.jp/
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