この日最後の登場は、PSYが「死の組」と表現し、J.Y.Parkが「ビッグマッチ」と期待する注目の参加者たちが勢揃いした。JYPチームはP NATIONの元練習生チャン・ヒョンスを中心に、初回で大きな話題を集めた日本人参加者コウキ、さらに最年少ナ・ユンソという3人組。「Stray Kids」の「神メニュー」を披露したが、J.Y.Parkが「ダンスがぴったり合いながらも、それぞれが自分のスタイルを出して踊っていました。本当に驚きの生きているステージでした」と大絶賛。特に、年の離れた弟たちを引っ張り、パフォーマンスの軸となったチャン・ヒョンスのリーダー力を買っていた。
また、ダンスには自信があるが、歌うのは初めてだというコウキに対し、PSYは初回同様、特別だとし、ステージを掌握する力、吸引力があり、体からほとばしる火柱のようなものを見て感動したとコメント。個人点数はナ・ユンソが181点(JYP87、PSY94)、コウキが185点(JYP90、PSY95)、チャン・ヒョンスが186点(JYP90、PSY96)だった。
一方、P NATIONチームは元練習生のチョン・ジュンヒョクを中心に、PSYが一番強いとみているバランスのとれた3人組だ。「Wanna One」の「BOOMERANG」を披露した。J.Y.Parkはチョン・ジュンヒョクにほとんど欠点がないとし、グループのエースには存在感が必要だが、自分のパートが来たときに、自分の登場を確実に示す存在感があるので、よく目に入ってくると高評価。
PSYはプロデューサーとして、このステージが分岐点になりそうだと話し始めた。これまでアイドルのプロデュースに慣れておらず、探り探りやってきたので、練習生たちへのアドバイスも慎重になっていて、何が正解なのかを一緒に探していく段階だったとか。そのため、バラードを歌っていたチョン・ジュンヒョクに、ヒップホップや黒人音楽を強く勧めたものの、もし違っていたらどうしよう?と怖かったが、この日自分の提案は間違っていなかったと証明してくれてありがとうと伝え、プロデューサーとしての手応えを感じていたようだ。チョン・ジュンヒョクはこの日個人点数の最高点となる192点(JYP94、PSY98)をマークした。そして、チームの点数はなんと両チーム同点となり、個人点数の合算で、3点多かったP NATIONチームが勝利。よって、JYPチームのナ・ユンソが脱落候補となった。
なお、番組最後には参加者35人の事前ファン投票中間集計(6月26日午前基準)が初めて発表された。1位イ・ゲフン(元JYP)、2位ウ・ギョンジュン(元P NATION)、3位イム・ギョンムン(元JYP)、4位チョン・ジュンヒョク(元P NATION)、5位オ・ソンジュン(元P NATION)とトップ5は全て元練習生たち。その後、6位アマル(元JYP)、7位ケイジュ、8位チェ・テフン(元P NATION)と続き、その他ハルトは12位、コウキは13位、チャン・ヒョンス(元P NATION)は18位という結果だった。
まだ初期段階であり、大事なのはJ.Y.ParkとPSYの心をつかむことなので、この人気投票がどう反映されるのかは分からないが、注目の参加者が誰なのか、番組を楽しむうえでの目安にはなりそうだ。