ソ・イングク、繊細な感情表現が光を放った瞬間たち…独自のキャラクターを作り上げる 「ある日、私の家の玄関に滅亡が入ってきた」

 

#憎しみと愛が込められた笑顔
ソ・イングクの笑顔には、憎しみから愛情まで極と極の意味が込められていた。愛を感じることができない滅亡は、人間を軽蔑し嘲笑して冷ややか雰囲気をかもし出した。12話で記憶を失って再び黒化した滅亡は、悪事を犯した人々を訪ねて極限の苦痛を与えたあと、不気味な状況を楽しむように笑い出した。彼は世界を滅亡させるという一念でドンギョンに再び契約を提示した瞬間も同じ顔をして見せた。上がった唇の両端とは裏腹に、冷たく冷めた眼差しで緊張感を高めた。


しかし、自身の感情を自覚した滅亡は、ドンギョンに対する温かい笑顔で愛情を感じさせた。ドンギョンに留まる切ない視線と柔らかな表情は、見る人の心さえ溶かしてしまいそうだ。特に昨日(22日)放送された14話の滅亡は、ずっと微笑んだままドンギョンとの幸せな思い出を作るなど見る人にときめきを与えた。ソ・イングクは繊細な表情で幅広い感情を表現して滅亡の話に見る人を引き込んでいった。

#感情の画竜点睛!滅亡の切ない涙
ソ・イングクは胸がしびれるような涙の演技で過酷な運命に捕われた滅亡の切ない心を描いた。12話で記憶を忘れてしまったにも関わらずドンギョンと奇跡のように再会した滅亡は、固い表情とは裏腹に思わず流れる涙で揺れ動く内面を表現した。
また、14話の滅亡は、ひとり荒涼とした庭に座って悲しみを吐き出すなど見る人の胸まで痛めた。結局、ドンギョンを生かすために自身の滅亡を選択し、彼は最後の瞬間まで「君の悲しみ、君の痛みは僕がすべて持っていくから」と切なく語った後、跡形もなく消え去って見る人に切ない余韻を残した。


このようにソ・イングクは滅亡の感情の屈曲を滑らかに描いていく一方、キャラクター特有の神秘的な雰囲気まで完成させた。こうして劇を掌握している緩急の調節まで加わったソ・イングクだけの滅亡を誕生させた。
最後に向かって走っているソ・イングクの熱演は、来週の月曜日と火曜日夜9時に放送されるtvN月火ドラマ「ある日、私の家の玄関に滅亡が入ってきた」で確認できる。「ある日、私の家の玄関に滅亡が入ってきた」は最終回までわずか2回だけを残している。

2021.06.23