入隊中は、FTISLANDのジェジンのほか、EXOのシウミン、ディオらと軍のミュージカル『帰還』にも出演。「EXOとは今まで接点がなかったけれど、軍隊では芸能界の仲間ということで、すごく仲良くなった。除隊した今でも毎日のように連絡している」と言う。
入隊前日まで行っていた仕事もミュージカル。『愛しました』という作品出演中に急遽入隊日が決まり、途中降板することとなったホンギの代役を務めたのが、FTISLANDのベーシスト、ジェジン。「同じ役でも、ジェジンの方が優しい人物になっていたかも。ジェジンは除隊まであと50日ほど。一番長く感じる時期で、“(除隊した)ホンギ兄さんがうらやましい”って言ってますよ(笑)」とメンバーの近況も教えてくれた。
除隊後も「僕はやっぱり、ステージが好き。ライブはまだできないけれど、ミュージカルならステージに立てるから」と、ミュージカル『1976ハーラン・カウンティ』に出演中。この作品に関しては、「一番愛着がある作品です。旧知の演出家が、“男らしいホンギを見せたい”と言ってくれたのが、出演の決め手でした。みんなに見せたい!」と言い、アカペラで作中の曲を歌ってくれる一幕も。また、「軍隊で男性ファンを増やす!」と公言していたが、「同期たちが、ミュージカルを見に来てくれているのが嬉しい」とも語っていた。
ファンからの質問やリクエストに応える<Wish Tree from Primadonna>コーナーでは、「除隊後にご褒美として何か購入しましたか?」ときかれ、「マイクとマイクスタンドを作りたかったけれど、今はライブができないので、もう少し後にします」と答えたり、「今、一番楽しいのはミュージカル。舞台の上」、「日本に行ったら食べたいのは、鉄板焼き」、「(同じ事務所のバンド)N.Flyingとコラボしたい」、「新曲は作っているけれど、まだメンバーが除隊していないし、FTISLANDのアルバムは年内には出ないかな〜」など、プライベートからFTISLANDのことまで、以前と変わらず、包み隠さずにファンの質問に向き合ってくれた。
ゲームコーナー<Hong's Boot Camp>ではシャツを脱いでヤル気満々で、握力、背筋、腕立て、スクワットで体力測定。負けず嫌いを発動し、「もう1回!」を連発したが、同世代平均には少し及ばない結果となった。
最後のトークパートでは、「久々にいろいろな話ができました。来年はFTISLANDメンバーと一緒に日本に行きたい。でもまだ言いたいことはたくさんあるし、みんなと遊びたいから、ライブでは演奏する時間より話す時間の方が長くなっちゃうかも(笑)」と今後について語ると、「今、日本のソロアルバムを作っています!」という言葉と共に、<重大発表!>という文字と広大な自然の中にいるホンギの映像が流され、9月の日本3rdソロアルバム『Drawing』リリースを発表。「タイトル曲のMVは撮影したけれど、ほかの曲はまだ制作中。楽しみに待っていてください」とアルバムへの期待を高めた。
「オンラインファンミーティングは初めてでしたが、どうでしたか?早く皆さんと会って、ライブをして、話をして、遊びたいです。今日、久々に俺らの曲を歌いましたが、早くライブしたい!2人のメンバー(ジェジンとミンファン)が除隊したら、ライブができるまでに3人でFTISLANDの曲をたくさん作ります。今日はおつかれっす!」と言うと、FTISLANDの「A light in the forest」と「シアワセオリー」を熱唱してくれた。
変わらない正直なトーク、そして変わらない歌声を聴かせてくれたホンギ。やはり、ホンギが一番輝くのはマイクを握っているときだと改めて感じさせてくれた。彼のソロアルバム『Drawing』がリリースされるころには、ジェジンとミンファンも除隊する。ホンギのソロ、そしてFTISLANDの復帰と、秋以降はファンもゆっくりしていられなくなりそうだ。
取材・文/坂本ゆかり
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