料理研究家ペク・ジョンウォンのグルメバラエティ「おいしさの広場」(SBS)が変革期を迎え、テコ入れを図った。同番組は、農畜産物の消費を促進し、困っている農家を支援するという趣旨のもと、2019年12月にレギュラー放送がスタート。地域の特産物を活用したさまざまなレシピを開発し、高速道路のサービスエリア、空港、駅など流動人口が多い場所で販売していたが、現在はコロナ禍の長期化により、オンラインのライブショッピング、ドライブスルーの試食会などを取り入れ、特産物をPRしてはいるものの、以前よりも話題性に欠け、視聴率の低迷が続いていた。その突破口として、メンバー交代の措置がとられたという見方がされている。
6月10日(木)の放送では旧メンバーの卒業、新メンバー加入の模様が公開された。まず、これまでレギュラー出演していたヒチョル(SUPER JUNIOR)、キム・ドンジュン、ユ・ビョンジェの3人が最後の放送となり、彼らが紹介した最後のアイテムは“トマト”だった。
ヒチョルとキム・ドンジュンが久しぶりに並んでキッチンに立ち、一緒にトマトを切っていたが、この2ショットもこれが見納め。
思えば、最初の頃、ヒチョルは皿洗いぐらいしかできなかったが、今では野菜も早く切れるようになり、他のメンバーの口に合う料理も作れるようになるまでに成長したし、キム・ドンジュンは対面販売をしていた頃、多くのお客さんを相手に特産物をまるでAIのようにPRし、“広報ロボット”と呼ばれるぐらい、情熱的に臨む姿が好評を博していた。
この日最後の収録で、ライブショッピングを終えた3人は制作スタッフから、花束ではなく、野菜を詰め合わせた野菜束を受け取り、明るい雰囲気で記念撮影をして番組を去った。
番組終了後、ヒチョルとキム・ドンジュンは所属事務所を通じて、コメントを出しているが、2人とも番組への愛情と感謝が感じられるメッセージを寄せ、約1年半で卒業となった。
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