俳優としてだけでなく、監督としても活躍している大物中堅俳優たちが、トークバラエティに出演し、話題となっている。最近、俳優たちのバラエティ出演が増えているとはいえ、このラインナップは珍しく、彼らが自身について、率直に語る光景は新鮮だった。
まずは俳優ハ・ジョンウだ。5月19日(水)にスタートした「クァク氏のLPバー」(tvN)に初回ゲストとして登場。ゲストが自身の“人生曲”を紹介しながら、これまでの軌跡や現在の日常、今後の夢などを語る音楽トーク番組で、司会はクァク・スンジュン教授とシウォン(SUPER JUNIOR)、女性お笑いタレントのカン・ユミという異色の組み合わせだ。
ハ・ジョンウは番組に登場するや、シウォンとハグをしながら、嬉しそうにあいさつ。2人は同じ町内に住んでいて、年に2、3回ぐらい連絡を取り合う仲なのだとか。そんな親交のあるシウォンもいるからか、リラックスした雰囲気でさまざまな話を展開した。
昨年、海外撮影の予定があったが、新型コロナの影響で延期となったため、久しぶりに休みをとり、個人的にいろいろ備えながら家で過ごしていたという近況から、自炊生活が長くなるにつれ、“おうちご飯ハ先生”と呼ばれるぐらい料理の腕を上げ、いまではお惣菜まで自分で作るようになったというハ・ジョンウ。海外撮影に行くと、スタッフの分まで料理を作って振る舞うのだとか。さらに、木製のまな板にこだわっているという話も飛び出し、意外な一面を見せた。
ほかにも、自身が監督を務めた初映画「ローラーコースター!」の撮影エピソードや、ハ・ジョンウとは深い縁のユン・ジョンビン監督との出会いエピソードなども。ユン・ジョンビン監督の作品には映画「悪いやつら」、「群盗」などに出演しているが、そんな2人が5回目の再会としてすでに話題となっているドラマ「スリナム」についても触れ、期待を高めた。
また、俳優としての生き方において、お父さんであり、ベテラン俳優のキム・ヨンゴンの影響を受けているという話も興味深かった。デビューがわりと遅かったハ・ジョンウは、オーディションでドラマや映画に端役で出演したが、その前に軍隊も行ってきたし、学校で演劇をしていたそうだ。そこで、先輩や先生から「どうせ一生やる仕事なんだから、急ぐ必要はない」とアドバイスをもらい、お父さんの背中を見ながら、時を待つことを学んだという。
(2ページに続く)