さらに、悩み相談に乗るのが上手いことで有名なペク・チヨン。冷麺を食べながら、自然と悩み相談コーナーが始まり、「そろそろ軍隊に行く時期で、軍隊に行ったら、ブランクができてしまうのが悩み。忘れられないようにするにはどうしたらいいか」と打ち明けたテホに対し、「自分の力で解決できないことは悩まない方がいい。焦る気持ちが一番の問題だし、うかつな予想も禁物」とし、「予想した瞬間、心配が始まる。(軍隊に)行くときになったら行って、行ってから何ができるのか考えた方がいい」と親身にアドバイスする場面も。これが後々、いいフリとなっている。
その後、TOP3たちのいつもの“アジト”で、トークを交えながらライブステージが繰り広げられた。ペク・チヨンの代表曲をTOP3たちがアレンジして歌ったが、「My Ear's Candy」と同様、「BTS(防弾少年団)」の生みの親パン・シヒョクが作詞、作曲したバラードの名曲「銃で撃たれたように」をチョン・ホンイルが熱唱すると、うっとり見つめ、「絶叫するような表現が一味違って、すごく魅力的だった」とペク・チヨン。
続けて、テホが「Dash」を歌うと、感動したように目頭を押さえ、「なんでこういう人が今になってやっと出てきたの?」と不思議がったが、「出てきてから、もうけっこう経ちますよ(テホは2016年に「IMFACT」としてデビュー)」とつっこむイ・スグンの一言に、ペク・チヨンは思わず吹き出しそうになり、口を押さえた。
さらに、イ・スグンが「本当に可能なら、僕が代わりに軍隊に行ってあげたいぐらい」と言うと、「えっ、軍隊に行ってないの? すごくもったいない」と初耳のようなリアクションをするペク・チヨン。すかさず「あの、申し訳ないんですけど、さっきご飯を食べたとき、その話したんですけど? はなから全部忘れるんですか?(キュヒョン)」、「覚えているのは冷麺を食べたことだけなんですよ(イ・スグン)」とつっこまれ、その場は大爆笑。ある意味、ここが一番の名シーンだったかもしれない(笑)。
その後も、ペク・チヨンは飾られていたイ・ムジンの似顔絵を発見するや、絵より実物の方がはるかにいいとし、「誰が描いたの?」と言ってしまい、「大切なファンの方です」と答えるイ・ムジンに、「ハハハ。ごめん。私がファンをディスっちゃったね(笑)」と失言の連発。それでも、ペク・チヨンがサバサバしていて嫌みがないので、笑い飛ばせる雰囲気となるのが、ペク・チヨンのバラエティでの魅力なのだろう。
こうしてトークでは意図せず、笑いを生み出すペク・チヨンだが、ひとたび歌えば、歌声で感動を届けられるのが強みだ。「ティキタカー」では見られなかったキュヒョンとのデュエットで、新曲「We’ll Find The Day」を披露し、最後は声が好きだというイ・ムジンと大ヒット曲「愛さない~サランアネ~」をデュエットで熱唱。貫禄のある歌声を響かせ、深い余韻を残した。