「インタビュー」2PMオク・テギョン、"キャラクターを演技する時も、できるだけ私の中に持っている邪悪な姿を引き出そうと努力した"「ヴィンチェンツォ」

Q.オク・テギョン俳優が考える「チャン・ジュヌ=チャン・ハンソク」というキャラクターの名場面、あるいは最も記憶に残る場面、セリフがあるとしたら。
ヴィンチェンツォがジュヌの家に訪ねてきて銃を向ける11話のエンディングを選びたい。誰も自分の正体に気づくことができないだろうと確信していたジュヌに、すべての事実を知ったヴィンチェンツォが銃を向けるようになり、このシーンでチャヨンとの出会いの後、気分よく家に帰ってきたチャン・ジュヌの天真爛漫な姿だけでなく、自身が敗北したことを直感して怒りを露出するチャン・ハンソクの素顔まですべてを見ることができて、最もジュヌらしくハンソクらしいシーンだったと思う。そして、ヴィンチェンツォが向けた銃を持って「早く殺せ!このマフィア野郎」と挑発するセリフが本当に気に入った。

Q.キャラクター同士のやり取りも注目された。ヴィンチェンツォ、ホン・チャヨン、チェ・ミョンヒ、ハン・スンヒョク、チャン・ハンソとの関係の変化も目立ったが、ソン・ジュンギ、チョン・ヨビン、キム・ヨジン、チョ・ハンチョル、クァク・ドンヨンとの演技はどうだったか。
誰かを省くことはできず、「ヴィンチェンツォ」に一緒に出演した俳優の方々全員が最高だった。一緒に演技するたびに、この方たちは本当にすごいなと思ったし、現場の雰囲気をいつも明るくしてくれて一緒に息を合わせる間とても感謝した。一緒にシーンについて悩みながらアドリブを入れたり、リハーサル中に新しいアイデアを出す時もとてもよく受け止めてくださるので、このように良い俳優の方々と再び出会えるかといつも考えた本当に幸せな現場だった。

Q.「チャン・ジュヌ=チャン・ハンソク」は、オク・テギョン俳優のもうひとつの魅力と真価を教えてくれたキャラクターとして残りそうだ。オク・テギョンにとって「ヴィンチェンツォ」はどのような意味として残ると思うか。
シナリオリーディングをしたのが昨日のようだったが、最後の撮影まで終えて爽快な気分でもあり、名残惜しい思いが大きい。多くの方がドラマを愛してくださったように良い作品であいさつすることはできて幸運だと思ったし、撮影のたびに幸せだった。私が今まで演じたことがない悪党のキャラクターに好奇心が生まれただけに、チャン・ジュヌとチャン・ハンソクというキャラクターを理解しようとたくさん悩んだが、「ヴィンチェンツォ」の経験が今後の俳優活動において新たな原動力を与えてくれると思う。

Q.今後の活動計画は。
撮影を終えた映画「閑山:龍の出現」の公開を待っているところで、今年下半期にはtvNドラマ「お帰り、ジョイ」(仮題)であいさつすることができそうだ。先駆けて映画「閑散」で短く時代劇の演技を経験したが、ドラマという長い時代劇で演技をするのは初めてなので、ときめく思いで熱心に準備しようと思う。そして2PMの新しいアルバムも準備中なので、楽しみにしていただければ嬉しい。

Q.最後に、「ヴィンチェンツォ」を最後まで見守り愛してくださった視聴者にひと言お願いしたい。
これまでドラマ「ヴィンチェンツォ」を愛してくださり感謝します。ジュヌを最後まで見守ってくれてありがとうございます。みなさんのもとに、すぐに新しい姿でお訪ねできるテギョンになるために努力します。ありがとうございます。

2021.05.03