「コラム」輝く「SHINee」、誰かがきらびやかさを尋ねるなら...


「SHINee」には、忠実でしっかりした叙事がある。 私たちが記憶する「SHINee」は、その完璧さに起因している。 その上に積みあげた「Don't Call Me」は、明確に今日の「SHINee」だ。

ところが「SHINee」らしいさわやかさに対する残念さがなかったと言うと嘘になるだろう。 そして「SHINee」は、それを看破するかのようにリパッケージアルバム「Atlantis」をリリースした。

ボーカルの優れた歌唱力は、ハツラツとしたすがすがしさをより増してくれる。 「あなたと僕 I miss」、「僕は向うよAtlantis」、「深海とのKiss」で感じられる波が押し寄せるような強いミンホのラップもまた注目するに値する。 余裕があるように溶かし込まれた爽やかさは、躍動的な雰囲気に酔わせる。

「SHINee」は、円熟さと新鮮さで明確にコンセプトを表現した。 終わりのない深海の中、最も遠方を眺めて揺れない丈夫さを表わした。 深くなって濃くなった「SHINee」が、そっくりそのまま染み込んでいる。

それぞれ違ったの形態の「SHINee」を、「Don't Call Me」と「Atlantis」はもう一度自然に刻印させてくれた。 多様な色彩の饗宴が、長い余韻と何か込みあげてくるものを感じさせる。 変わりなく輝く「SHINee」が、きらびやかだ。

 

2021.04.30