整形手術後に鼻先が壊死…中国の女優が打ち明けた「無免許」クリニックに“6か月”の営業停止処分


整形手術後に鼻先が壊死したことを告白した中国の女優・高溜(ガオ・リュウ)の手術をおこなったクリニックに、6か月の営業停止処分が下され、中国のネットユーザーらの怒りの声が続いている。

去る4日、サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)によると、高溜が鼻の整形手術を受けた広州市の整形外科に営業停止6か月および罰金4万9000元(約82万5000円)の処罰が下された。

これを前に高溜はことし2月、自身のWeibo(中国版Twitter)を通して「手術後に鼻先が壊死するという副作用に見舞われた」と打ち明けた。また「もっと美しくなろうと手術をしたのに、悪夢が始まるなんて思わなかった。手術以降、仕事も失って、極端な選択(自死を意味)を考えることもある」と綴った。

さらに、該当クリニックが「無免許」であったことも暴露。以降、広州当局がクリニックに対する調査に着手し、手術許可証を所持せずに営業していたことが分かった。当局が該当クリニックに科したのは「営業停止6か月」と「罰金4万9000元」。これを受けて現地のネットユーザーらの怒りはさらに爆発した。あるネットユーザーは「これが一人の人間を踏みにじったことに対する処罰か」と問いただし、一部は「6か月は長期休暇に過ぎない」と批判した。

中国では魅力的な容姿を求める傾向が上昇し、整形産業が急成長している。そんな中で「無免許」で営業するクリニックも増え、その危険性が問題視されている背景がある。実際のある報告書によれば、中国全域の整形外科クリニックの15%以上が無免許、または無許可での施術をおこなっている。こうした状況で、あまりにも軽い処罰に「悪徳クリニックを防止できない」として多くのネットユーザーの怒りを買ったとSCMPは伝えた。

この状況は韓国内でもすぐに報道され、拡散している。

WOW!Korea提供

2021.04.05