※あらすじ・ネタバレになる内容が含まれています。
SBSドラマ「ペントハウス2」が同時間帯の視聴率1位を達成し、有終の美を飾りシーズン2に終止符を打った。
2日午後韓国で放送されたSBS金土ドラマ「ペントハウス2」(脚本:キム・スノク、演出:チュ・ドンミン)の13話は、ニールセンコリア調べで、全国視聴率1部21.5%、2部25.2%、3部25.8%で、金曜日に放送された全チャンネル全番組の1位を獲得しただけでなく、“13話連続週間全チャンネルミニシリーズ1位”の座を守った。
最終回ではオ・ユンヒ(「S.E.S.」のユジン)、チョン・ソジン(キム・ソヨン)、チュ・ダンテ(オム・ギジュン)をはじめとした悪人たちが法の審判を受ける一方、シム・スリョン(イ・ジア)が見るそばでローガン・リー(パク・ウンソク)の車が爆発する悲劇的な結末が描かれた。贖罪の方法として死ではなく自首を選択したオ・ユンヒにより結局オ・ユンヒ、チョン・ソジン、チュ・ダンテ、カン・マリ(シン・ウンギョン)、イ・ギュジン(ポン・テギュ)、ハ・ユンチョル(ユン・ジョンフン)、コ・サンア(ユン・ジュヒ)は法の審判台に上った。シム・スリョンはオ・ユンヒの判決直前、「法は彼女を審判するべきだが、私はすでにオ・ユンヒを許しました」と本心を打ち明けた。これに対しオ・ユンヒは懲役3年、チョン・ソジンは7年、ハ・ユンチョルは2年、イ・ギュジンは2年、カン・マリとコ・サンアはそれぞれ1年6か月の刑を受け、最後にチュ・ダンテは無期懲役を受けながら凄絶な最後を迎えた。
◇ ドラマ史を塗り替えた記録の大行進
初回だけで最高視聴率20.9%を突破した「ペントハウス2」は2013年に放送された「星から来たあなた」(首都圏19.6%/最高20%突破)以来、地上波、ケーブル、総合編成を含む、全チャンネルのミニシリーズドラマの中で8年ぶりに初回放送の最高視聴率が20%を超えるドラマとして名を馳せた。そして前回の12話では最高視聴率31.5%でシーズン1と2を通じて最も高い視聴率を記録した。それだけでなく「ペントハウス2」はシーズン1に続いて放送期間中、テレビドラマの話題性部門(グッドデータ・コーポレーション調べ)の1位、「コンテンツwavve」で発表した週間VODチャートの1位を守り、「スマートメディアレップ(SMR)」の分析結果、3月16日調べでクリップVODが1億回を突破した。
◇ ハマる“ブラックホール”ストーリー&サスペンスをそそるミザンセーヌ
「ペントハウス2」はどうしようもなくハマっていくブラックホールのようなストーリーや、サスペンスを演出するミザンセーヌで視聴者たちの耳目を完ぺきに虜にした。チョンア芸術祭の途中、謎の少女が墜落する衝撃的な事件で幕を開けた「ペントハウス2」は死の直前まで行ったオ・ユンヒの帰還、徐々に墜落していくチョン・ソジンやチュ・ダンテなどの悪人たちの姿、予想できないシム・スリョンの登場や復讐など、最終回まで一瞬たりとも逃すことができないストーリー展開で、極限の没入力を届けた。さらにヘラパレスという完ぺきな仮想空間を構築し、人物のディティールな感情から行動、空間が与える威圧感や不気味さまで繊細で古風に描いた場面の数々は、物語に説得力と緊張感を与え、視聴者たちの好奇心や楽しみをさらに刺激した。
◇ 新旧入り混じるキャストたちの“渾然一体の熱演”
ユジン、キム・ソヨン、イ・ジア、オム・ギジュン、シム・ウンギョン、ポン・テギュ、ユン・ジョンフン、パク・ウンソク、ユン・ジュヒ、ハ・ドグォンなどキャストたちはシーズン1から戦慄させる熱演でお茶の間を完ぺきに掌握した。シーズン2に入った後は、急速に変化する状況や関係の中で人物の感情を柔軟に描き、視聴者たちに見慣れているが逆にそうではないキャラクターの魅力をもう一度届けた。さらにシーズン2で新たな姿を見せたジン・ブンホン役のアン・ヨンホン、ジュンギ役のオン・ジュワン、ユ・ドンピル役のパク・ホサンは登場しただけで漂ってくるミステリーさや深いキャリアで鍛えられた存在感で「ペントハウス」に完ぺきに溶け込み、今後をさらに期待させた。
◇ 因果応報のメッセージ
シーズン2を貫くメッセージは“因果応報”だった。シム・スリョンの娘ミン・ソラ(チョ・スミン)をヘラパレスで墜落させたオ・ユンヒは自身の娘ペ・ロナ(キム・ヒョンス)を失いながら、子どもを見送る凄まじい悲しみや苦痛をありのままに感じた。食い違った欲望や狂気に満ちた執着的な母性愛で数多くの悪行を犯してきたチョン・ソジンは、結局チュ・ダンテの手中に捕らえられ、悪夢のような日々を送ったかと思えば、極悪非道さが果てしなかった絶対悪のチュ・ダンテは「シム・スリョン殺人事件」で証拠を捏造し、オ・ユンヒを犯人に追い込んだ方法がそのまま仕返しされた。さらに最終回では法の審判を受ける悪人たちの姿が描かれ、強烈な“因果応報”のメッセージに包まれた。
製作陣は「シーズン1が始まったのが昨日のようだが、すでに『ペントハウス』が2度目の終着地に到着した」とし、「キャストたちとスタッフたちの努力や情熱、視聴者の方々の大きな応援があったからこそ可能だった道のりだった。『ペントハウス』シーズン3にはどんな物語が待っているのか、これからも多くの期待と関心をお願いしたい」と伝えた。
WOW!Korea提供