「BTS(防弾少年団)」の100分間のスペシャルトークショー「Let’s BTS」(KBS第2)が3月29日(月)に放送された。
これまで「BTS」は米国では3大トークショーに出演しているが、韓国の地上波放送トークショーは初めてなので、かなり貴重だ。
トークだけでなく、パフォーマンスも披露した「BTS」。オープニングでは「Dynamite」、エンディングでは「Life Goes On」の2曲を歌唱。しかも、「Life Goes On」では、「BTS」へのサプライズイベントとして、ARMY(BTSのファンの呼称)が画面越しに登場して合唱し、メンバーたちを感動させる演出も。まずは前半部分を振り返ってみる。
自己紹介で「BTSのイケメン、JINと申します」とコッパッチム(顔の下で両手を花のように広げるポーズ)で愛嬌を見せたのに、続くSUGA、JUNG KOOK、RMが普通にあいさつをしたため、「みんなそうやるなら、僕はなんなの? 可愛くやってよ」とダメ出しするJIN。
それなのに、次のJIMINも普通にあいさつし、不満なJINだったが、Vが「皆さん、Vです」とカメラ目線でウインクとピースサインをし、「テヒョン、お前しかいないよ」とようやく笑顔になるJIN。J-HOPEも「こんにちは。皆さんの希望J-HOPEです」とコッパチムをし、大満足のJIN。おかげで一段と明るい雰囲気になり、幕を開けた。
MCは「みにくいうちの子(邦題:アラフォー息子の成長日記)」(SBS)などのシン・ドンヨプだ。JIMINが「先輩と一緒なので、はるかに気がラクです。手の汗もあまり出ていないし(笑)」と言えば、J-HOPEも海外のトークショーでは、RM以外はみんなリアクション担当だったと再現して見せ、SUGAも「僕たちはすごく面白いスタイルでもないし、筋の通った話し方をするスタイルでもないので」とシン・ドンヨプがいて心強いと話し、和気あいあいとトークがスタート。
まずは、最近のホットな話題として、グラミー賞のビハインドから。ノミネートされた瞬間や単独ステージの収録秘話などを語り、受賞者発表の瞬間を待つメンバーたちの動画も公開されたが、レディー・ガガ&アリアナ・グランデの「レ」が聞こえた瞬間、リアクションをするメンバーたちに、その瞬発力がすごいとシン・ドンヨプ。RMは「『BTS』か『Dynamite』だから、『ビ』か『ダ』だけれど、『レ』が聞こえたから、OK、あ~(ため息)って(笑)」と当時の状況を再現。グラミー賞はトロフィー(部門数)が本当に多いが、単独ステージができるのは20組もいないから、単独ステージの方がいいと合理的に考えることにしたと明るく笑い、受賞できなかったのは残念だったけれど、今回のステージで、投票権を持つレコーディング・アカデミー会員にもアピールできたのではないかと前向きにとらえていた。
続いて、女性お笑いタレント、チャン・ドヨンの進行で、いまのBTSを表すキーワードトークへ。最初のキーワード「メッセージ」では、これまでリリースしてきた楽曲に込められたメッセージについて語った。自分たちが特別だと思うのはアルバムのシリーズがあり、コンセプトがあることだとRM。10代のときは学校の話を、20代前半のときは反抗心を表現するなど、そのときだからできること、言いたいことを音楽で届けられるのが、自分たちの力だと思うと説明した。
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