「コラム」イ・ジュンギが主演した『悪の花』は放送後も評価がとても高い!

ドラマ『悪の花』は韓国のケーブルチャンネルのtvNで2020年に放送された。すでに放送が終了して半年が経っているが、いまだに高い人気を維持している。とにかく、とても評判がいいのだ。

快心の主演作
『悪の花』でイ・ジュンギは、日常を騙し続ける男を演じた。そうせざるをえなかったのは、残酷な過去を持っていたからだ。過去をあからさまにしたら生きていけない男……それが主人公のペク・ヒソンだ。
そんなペク・ヒソンと、その正体に疑問を抱き始めた妻のチャ・ジウォン(ムン・チェウォン)がドラマの主役となっている。
本来なら、2人は幸せな家庭を築いていた。ウナ(チョン・ソヨン)という娘もいた。
そんな幸せな日々がガラリと変わってしまうときが訪れる。そこから、ドラマは不思議な展開を見せていく。
そして、過去の犯罪が夫婦を徐々に破綻させていくのである。
何よりも、苦悩を持った男を演じるイ・ジュンギには凄味がある。
心の底に溜まった感情を表現できる俳優だけに、役柄が難しければ難しいほど真骨頂を発揮する。


しかも、そんな不可解な男の過去を暴こうとするのが、刑事になっている妻であるというところが、二重の恐怖を生み出している。
妻を演じるムン・チェウォンは、悪役から聖女まで自在に演じ分けられる女優だ。
そして、『悪の花』は後半に向けて、どんどん面白みを増して、それにつれて評価もとても高くなった。
イ・ジュンギとしても快心の主演作と言えるだろう。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)
提供:ロコレhttp://syukakusha.com/

 

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