いつも時間に追われている
韓国では、1つの放送局で平均的には朝の連続ドラマを1本、夜の毎日ドラマを1本、そして、月火、水木、週末に2話ずつ放送するメインのドラマがあり、1週間に計20本以上のドラマが放送されます。それも、2日連続放送されるメインのドラマの場合は放送時間が1時間強で、毎週2時間以上の分量の映画1本を取っているのと同じ作業量をこなさなければなりません。1本の映画を作るのに短くても半年、長い場合は何年もかかるというのに、ドラマの制作現場がどれほど大変かを想像できると思います。
しかも、放送局としては莫大な制作費用を負担しなければなりません。資金の運営がままならない状況では少しでも準備費用を抑えようとします。そのため、撮影前の企画段階では、全体の設定と3話程度のシナリオだけを用意します。
いざ放送が決まったとしても、スタッフや俳優陣が整う間にシナリオを最後まで作るのは難しい状況です。しかも、企画段階での内容やキャラクターが撮影中に変更になるのは日常茶飯事で、最初から書き直す場合がほとんどです。
こんな状況で脚本家を責めるのも酷なことです。
こう言った状況から、韓国のドラマはいつも時間に追われながら撮影をせざるを得ないのです。
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