シューカーは、本格的に株式の話をする前にメンバーの資産配分の現状をみることにした。まず、キム・ドンヒョンは仮想通貨と株式、不動産などのリスク資産に大部分集中していた。シン・ソンロクも不動産と不動産ローン資産が全てだった。シューカーは「大多数の人々の一般的な姿」として、「かなり積極的な投資だ」と説明した。ヤン・セヒョンとイ・スンギはキム・ドンヒョン、シン・ソンロクより多様なポートフォリオを持っていた。特にシューカーは、イ・スンギの資産配分表を見て「典型的な金持ちのポートフォリオだ」と語った。
最後に公開された末っ子チャ・ウヌの資産配分表は純粋そのものだった。すべてが貯金だった。非常に小さな割合で株式が書かれていた。L電子1株がそれだった。チャ・ウヌは、株式に気を遣う余裕がないので、稼いだお金を貯金するだけではだめなのかと質問した。株式ブームの中で株式をしない人や社会人1年生が持つと思われる質問だった。シューカーは、チャ・ウヌの目線に合わせて投資が必要な理由を説明した。
次いでシューカーは、社会の変化を注視してそれに応じて株式投資をしなければならならないと最近のキーワードを3つにまとめて説明した。チャ・ウヌは自身が買い入れたL電子の話が出ると聞き入った。気候の変動により電気自動車が必須となり、それとともにL電子も携帯電話事業ではなく電気自動車部品事業に参入したと強調した。それを聞いたチャ・ウヌは「L電子にもっと投資する」と話して笑わせた。