ヴィンチェンツォの計画でバベル製薬の倉庫が火災で爆発して建物を壊滅するのを呆然と眺めたハンソに向かって近づいた誰かが実はジュヌだったという大転換で、視聴者の好奇心をさらに高めた。
ジュヌに見せるような「私が必ず捕らえて兄さんの前にひざまずかせてやる」と悪態をつくハンソに「黙れ」という短い一言で湧き上がる怒りを表現したオク・テギョンは、それこそ歴代級の反転だった。
こうして4回でオク・テギョンは、予測不可能な展開を導いて大反転の主人公として活躍した。冷やかな目つきと鋭い口調だけで、これまで悪意なく天真爛漫だった「チャン・ジュヌ」を消し去って、180度異なるシニカルな姿で劇の緊張感を高めた。バベルグループのチャン・ハンソ会長と兄弟関係にも、正体を隠して平凡なインターン弁護士として過ごすチャン・ジュヌというキャラクターのベールに包まれた真実が好奇心を刺激して見る人を一気に虜にした。
オク・テギョンの意外な活躍で次回に対する関心が高まったtvNドラマ「ヴィンチェンツォ」は、毎週土曜日と日曜日夜9時に韓国で放送される。