●(テギョンへ)テギョンさんが欲しい特別な能⼒は︖
テギョン : テピョンのような能⼒を持って、それを付けたり消したりできたらいいですね。死を⾒たい時だけスイッチを⼊れて、普段は切っておく、それがベストです。いいとこ取り。そうです。予知夢……お⾦もうけにも使えそうですね(笑)。
●(イ・ヨニへ)もし、テピョンのように⼈の死が⾒える⼈がいたら、すぐに信じられますか︖
イ・ヨニ : すぐは無理ですね(笑)。信じられないと思います。でも、特別な能⼒を持つ⼈は確かに存在します。死を⾒る能⼒ではなくても、目を⾒て相手の性格が分かるとか、そういった能⼒を持つ⼈は刑事さんに多い気がします。特別な能⼒がある⼈は存在するんです。
●(イ・ヨニへ)テギョンさんとは、「結婚前夜」以来7年振りですよね。何か変わった点は︖
イ・ヨニ: お互い年を取った点ですね(笑)。あの頃は若かったし、同い年なのでよくふざけ合いました。でも彼は今よりシャイでした。当時は私から冗談を⾔っていましたが、今は反対です。彼のほうから冗談を⾔ってきます。そんな部分が変わったかな。
●(イ・ヨニへ)テギョンさんとの共演で楽しかったことは︖
イ・ヨニ : テギョンさんはアイデアをたくさん出してくれました。2⼈の仲むつまじいシーンがあるんですが、ジュニョンは真面目な刑事なのでふざけ合うシーンを演じるのが難しくて、悩んでしまいました。そんな時、彼がアイデアを出してくれたんです。現場ではそんなふうに助けてもらいました。カメラが回っていない時の彼は茶目っ気たっぷりです。
●(テギョンへ)イ・ヨニさんとの共演で何か新しい発⾒は︖
テギョン : 前回共演した時は撮影期間が短かったし、僕の出番も少なかったんです。でも今回は⻑い時間を一緒に過ごしましたし、前回気づけなかったことに気づけました。撮影に対する姿勢や演技に対する姿勢など、今まで知らなかった部分を今回初めて知りました。普通、初めて共演する場合には親しくなるのに時間が必要です。その点、彼⼥とはすでに親しかったので楽でした。同い年なので互いに⽀え合って撮影しました。
●(テギョンへ)イム・ジュファンさんとの共演について。
テギョン : 共演シーンが多くなかったのが残念ですが、一緒に撮影する時は楽しかったです。台本を読んで考えてきたアイデアを僕が現場で出すと、ジュファンさんもアイデアを出してくれます。おかげで躍動感のあるシーンが撮れたような気がします。彼も台本を熟読しどう演じるか決めてきます。演技の細かい部分まで語り合いました。少なかったとはいえ、待ち時間を2⼈で一緒に過ごしたこともありました。演技についていろいろアドバイスを下さり楽しい時間でした。
●(イム・ジュファンへ)テギョンさんとの共演について。
イム・ジュファン: テギョンさんは俳優として、⾃分が伝えるべきことや相手から引き出すべきことを⼼得ています。目が魅⼒的で、相手の話を真剣に聞いている印象を与える。共演していてとても新鮮でした。僕から何か引き出そうとしてるのが感じられるから。彼を⾒ているだけで演技のアイデアが浮かびました。僕が監督に「こうしたら︖」と⾔うと、テギョンさんも「いいかも」と、うまく調和がとれたと思います。
(4ページに続く)