ラッパーの故Iron(アイアン)さん、大麻喫煙・暴行論議で染められた29年の人生

 

2016年、IRONさんは大麻喫煙の疑い(麻薬類管理に関する法律違反など)で懲役8か月、執行猶予2年、社会奉仕80時間を宣告された。

2017年には、自分の要求を聞き入れないという理由で恋人Aさんを暴行した疑いで起訴された。IRONさんはAさんの顔を平手打ちし、凶器で太ももに傷害を負わせ脅迫した疑いを受けた。控訴審の末、2018年11月、IRONさんは懲役8か月、執行猶予2年、社会奉仕80時間を宣告された。

続いて、IRONさんは昨年9月にインスタグラムで、「4年という長い時間の間、僕の人生を振り返る時間を沢山持った。痛く、悔しく、腹が立ち、悲しく、その果てに自分がいた。責任を取らなければいけない自分自身で下した選択があった」とし、「僕が『粋』だと思っていた多くのものが、社会では通用しない僕だけの薄っぺらな定義であったことを悟り、今後どのような心構えで、どのような歩みを続けていくべきかについての悩みなど、僕という人は愚かなことに直接感じて経験しなければ何が正しいか正しくないか気づけるようだ」と心境文を掲載した。歌手復帰の意志を表わしたものだった。

しかし、IRONさんは、同年12月に自宅で自分に音楽を習っていた歌手志望生のルームメイトBさん(18)を野球のバットで数十回殴った疑い(特殊暴行)で逮捕された。これに対してIRONさんは「しつけの次元だった」と釈明し、裁判所は「逃走する恐れがない」と警察の拘束令状申請を棄却した。

このようにIRONさんは、特殊暴行の調査を受けている間に突然死亡し、事件は終結する見通しだ。このうちヒップホップ界ではIRONさんに向けた哀悼の波が続いている。

IRONさんの遺書は見つかっておらず、警察は捜査の結果に基づいて遺族と解剖するかどうかを決定する予定だ。

WOW!Korea提供

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2021.01.26