2020年、新型コロナウイルスの世界的大流行にも関わらず、韓国のK-POPはこの1年間を成功裏に送ったと、香港の英字新聞サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)が28日、分析した。
SCMPは多くの産業が困難な状況にありながらも、韓国の大衆文化産業にとっては重要な1年だったと評価した。
ボーイズグループ「BTS(防弾少年団)」を筆頭とするK-POPアーティストが若い世代の経験に焦点を合わせ、音楽を通して新型コロナで苦痛を強いられる人々に癒しを提供したとの説明だ。
韓国音楽産業がいち早くオンラインコンサートに方向転換したこともまた、成功の秘訣だと伝えた。K-POPアーティストはさまざまなストリーミングプラットホームを通してオンラインでの有料コンサートをおこない、ファン中心のイベントを効果的に開催した。こうしたオンラインファンミーティングはアーティストと世界のファン間の直接的な対話の機会を提供し、ファンらの参加競争を誘発した。
SCMPはさらに、1~11月の韓国のCDとDVDの輸出が前年比94.9%増加したとする関税庁の統計内容を言及し、「BTS」、「SEVENTEEN」、「BLACKPINK」、「NCT」らが数百万枚の作品を売り上げたと伝えた。アルバム輸出量は昨年の7000万ドル(約73億円)水準からことしは1億2300万ドル(約130億円)水準に増加した。特に日本、米国、中国が多かった。
だが、年末に入り、韓国の新型コロナ感染者が急増し、K-POPスターも次々と感染したことにより、クラスターが心配されているとSCMPは付け加えた。
WOW!Korea提供