TREASURE
2020年のK-POPは「BTS(防弾少年団)」が世界でさらに輝きを放った一年だったが、そんな「BTS」に続けとばかりに、大きな夢を抱き、今年も新人グループが続々とデビュー。
ただし、コロナ禍の影響により、genieミュージックによると、2018年には39組、2019年には40組がデビューしたが、2020年は26組にとどまった。
そんな中でも、“怪物新人”、“スーパールーキー”と呼ばれ、まぶしい活躍を繰り広げた新人グループを振り返ってみる。
★「TREASURE」
YGエンターテインメント所属の12人組ボーイズグループ。12人のうち4人が日本人メンバーで構成され、最初からグローバル市場を狙った大型グループとして注目を集め、8月7日にデビュー。新曲リリースのペースが遅いことで有名なYGながら、すでに3枚のシングルをリリースしていることからも、強力な自信と期待の高さがうかがえる。
「2020 Asia Artist Awards」の新人賞に加え、デビュー4か月で「2020 MAMA(Mnet ASIAN MUSIC AWARDS)」では男性新人賞とWorldwide Fans Choice Top 10の2冠に輝いた。
日本での正式デビューはまだだが、初の日本オリジナル楽曲「BEAUTIFUL」が、週刊少年ジャンプにて連載中の大人気作品「ブラッククローバー」のテレビアニメ新エンディングテーマに決定。同曲は2021年1月5日からテレビ東京系でオンエアされる。
★「ENHYPEN」
CJ ENMと「BTS(防弾少年団)」を擁するBig Hitエンターテインメントの合弁法人BE:LIFT LAB所属で、グローバルアイドルプロジェクト「I-LAND」にて選抜された7人組ボーイズグループ。日本人のニキを含む多国籍メンバーで構成され、デビュー前からTikTok、ツイッター、YouTube、インスタグラム、V LIVEなど5大SNSのフォロワーおよびチャンネル登録者数が100万人を相次いで突破する異例の記録を作った。
11月30日にデビューし、デビュー曲「Given-Taken」のミュージックビデオは公開3時間20分で再生回数100万回を達成。29の国・地域のiTunes「トップアルバム」チャートでトップ5にランクインするなど、すでにグローバルな人気を見せている。
★「CRAVITY」
「MONSTA X」や「IZ*ONE」のチャン・ウォニョン、アン・ユジンらが所属するSTARSHIPエンターテインメントの9人組ボーイズグループ。「X1」出身のヒョンジュンとミニ、「PRODUCE X 101」(Mnet)に出演していたジョンモとウォンジンらを擁し、デビュー前から注目を集めていた。
4月14日にデビューし、デビュー141日で音楽番組1位を獲得。さらに、「2020 SORIBADA BEST K-MUSIC AWARDS」で新韓流ソリバダ新人賞を受賞したのを皮切りに、「2020今年のブランド大賞」、「2020 Asia Model Awards」、「MelOn Music Awards 2020」、「2020 THE FACT MUSIC AWARDS」などで新人賞を総なめにし、「2020 Asia Artist Awards」では今年のポテンシャル賞、「2020 MAMA(Mnet ASIAN MUSIC AWARDS)」ではベスト・オブ・ ネクスト賞を受賞するなど輝かしい成果を残した。
来年1月19日に3rdミニアルバム「CRAVITY SEASON 3 HIDEOUT:BE OUR VOICE」をリリースし、カムバックする。
★「WEi」
OUIエンターテインメント所属の6人組ボーイズグループ。「X1」出身のキム・ヨハン、「JBJ」出身のキム・ドンハンらメンバー全員がオーディション番組に出演した経歴を持ち、“完成形アイドル”として注目され、10月5日にデビュー。デビュー曲「TWILIGHT」のミュージックビデオは公開4日で再生回数1000万回を達成した。
中でも、キム・ヨハンはバラエティのほか、12月28日スタートのウェブドラマ「美しかった私たちへ」や2021年放送予定のドラマ「学校2021」に出演するなど、俳優としての活躍も期待される。
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