去る9日に行われた制作発表会でユン・ソンシク監督は「原作から現代の浮気者の男性の魂が太子妃の体に入るという設定だけ持ってきていて、ストーリー展開は全く違う」と原作とは一線を画した。
放送内容も指摘された。このドラマは「フィクション」を強調しているが、登場する人物は実在する人物だ。哲宗、哲仁王后、神貞王后ともに歴史上の実在人物であり、「コメディー」というジャンルの中で歴史歪曲への懸念が大きかった。
去る13日に放送された第2話で哲宗(キム・ジョンヒョン扮)が寝床から哲人王后(ソヨン/シン・ヘソン扮)を遠ざけると、哲人王后は「酒色で有名な王の実体が…。朝鮮王朝実録の一部だ」と述べた。朝鮮王朝実録を「ゴシップ」と表現した点について、多くの視聴者が強く反発している。
さらに、一部の視聴者らは「哲仁王后」の設定と台詞が韓国の伝統文化と王朝を戯画化するのではないかと指摘している。
「哲仁王后」はフュージョン時代劇とコメディージャンルであることを強調しているが、実在の人物と実際の歴史背景を借用しただけに、今回の事案に対する批判世論は高まっている。
一方、「哲仁王后」側は今回の論争と関連して、15日午前まで公式立場を発表していない状況だ。
WOW!Korea提供
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