——実際、企画がスタートしたのはいつ頃からなんですか?
マネージャー 2019年の春頃にお話しがあって、決まってはいなかったんですけど「よし、描いちゃおう」って彼が言い始めて。
笹田 スケッチ1冊分くらい描きましたね。
マネージャー それで、夏くらいに先方のスタッフのみなさんがアトリエへお越しくださって、スケッチを観てもらい、想いを伝えたところ意気投合して決定!という流れです。
——じゃあ、元々2020年4月に開催予定だったってことは2019年中に作品は出来ていた?
笹田 いや、2020年の3月までやっていました(笑)。いつも作品途中でお見せしてNG的なお話があるとどうしてもモチベーションが下がるので、今回もお任せいただいて何十作品を完成させた上で見ていただく形にさせてもらいました。というのも2019年の11月にライブへお伺いして、お二人に作品を観ていただける機会があったんです。
——なるほど、それはより気合が入りますね!
笹田 実際お二人にお会いしたら、すごく喜んでくださって!気合が入りすぎて点数が多くなり展示スペースに全部入らないことになりました(笑)。
——実際、東方神起のお二人にお会いしてどうでしたか?
笹田 初対面だったんですけど、「展示会のために一生懸命描かせていただきます!」と伝えたら、「僕らも負けないように頑張ります!」って言っていただけて、もう一瞬でより大好きになりました!もちろんライブも素晴らしかったし、会場でみなさんと同じ空気を感じられたのは、作品づくりにもとても良かったです。
——そのときに作品を見ていただけたんですね。
笹田 「こんなに描いてくださったんですか!」とおっしゃっていただいて、もうその日からずっとテンションMAXで描き続けられました(笑)。
——ちなみに、現在は一部の作品しか発表されていませんが、他にはどのようなものが?
笹田 彼らが好きなものを画の中に隠して描いたり、お二人を鹿(チャンミン)と虎(ユンホ)にイメージしたものだったり、とにかく僕が想い描いたお二人に対する情熱を注いだので、それが伝わったら嬉しいです。
——例えば、曲をイメージして描いた作品もあるんでしょうか?
笹田 あります!「ホタルの涙」という曲を聴きながら描きました。切ない歌なんですけど、この画の中に曲をイメージしたホタルが2匹いるんです。陽も沈みかけた中でホタルが光り始めて、見たことがないような花の中に二人が埋もれているようなイメージで描きました。ぜひ見つけてください!
——これは楽しみがひとつ増えましたね!では、改めて笹田さんが思う東方神起の魅力とは?
笹田 “絆”です。弟が僕のマネージャーをしていて兄弟二人で活動しているですよ。そのせいか、お二人が頑張っているのを見ているだけで、俺らも頑張んなきゃな!これからも一緒にやっていこうな!と思うんです。彼らがステージでよく見つめあったり、手を繋いだりするのを見ると、同じステージで共に戦ってきた“絆”がヒシヒシと伝わってきて。いちファンとしても、支え合っている二人を見ていたいというか。
——その想いも作品に?
笹田 そうです!Tシャツになっている「機械戦士」でなぜ二人が向かっているかというと、お互いに信頼しあっている姿を描きかたかったんです。なので、1枚に一人を描いて割札みたく繋がるようにしていて、欠けてはいけない存在として作りました。展示では2枚の画がひとつの額に入って飾られています。
——そこも含めて、ファンの方もきっと楽しみにしてくださいますね!
笹田 来ていただくみなさん、楽しみにしていてください!
(3ページに続く)