「コラム」韓国のテレビ局はどんなスタイルで経営しているのか(特別編)

 

群雄割拠の時代
韓国の放送局の状況が大きく変わったのが1980年だ。当時の軍事政権は、メディアを意のままに操るために、放送局の再編を断行した。仕方なく、TBCはKBSに吸収されてしまい、MBCも株式を軍事政権に握られた。
こうして民間放送局は消滅し、放送されるのは政府に都合のいいニュースばかりになった。

1987年に韓国で民主化が達成されると、放送業界にも春がやってきた。1990年に放送法が改正されて、民間放送の開局が可能となった。
その結果、1991年には完全な民間放送局としてSBSが誕生。以後、公共放送のKBS、半官半民のMBC、民間のSBSという3大放送局体制となった。
現在のKBSには“KBS1”と“KBS2”があるが、それは、かつてTBCを吸収した結果だ。公共放送なのに“KBS2”でCM放送が行なわれているのも、民間放送を取り込んだ名残なのだ。

しかも、KBSの受信料は電気料金と一緒に徴収される。100%近い徴収率を達成できるのも当然だ。
なお、韓国のテレビ放送を独占してきた3大放送局だが、最近はケーブルチャンネルのテレビ局が増え、優秀なドラマ制作やニュース報道で活況を呈している。
そういう意味では、韓国のテレビ放送も群雄割拠の時代を迎えていると言える。

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コラム提供:韓流テスギ

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2020.11.18