Q. 新鮮なセリフも多かったですが、特に記憶に残るセリフやシーンはありますか?
チャン・ギヨン: 僕だけじゃく、他のキャラクターもそれぞれのカラーがしっかりと描かれていたので、全部が記憶に残っていますね。センスのある、面白いセリフが多かったです。その中でもファンの方々が気に入ってくれたセリフは…、今言うのは少し照れくさいですが…、手から汗が出てきました(笑)。「行くのやめようか?」とか、「未成年じゃない」とか、「俺で消毒」とか…。ファンの方々が覚えてくれているのは、こういったセリフです。撮影が終わって1年近く経ちますが、それ以外にもモゴンのセリフや話し方やしぐさを作家さんがとても素敵に書いてくださったので、すべて気に入っています。特にイム・スジョンさん演じるペ・タミとの、別れのシーンやラブラブなシーン、そして愛し合っていた時期のシーンはどの瞬間もとても好きなシーンです。
個人的に気に入っているシーンは、第8話のエレベーターでの別れのシーンです。大好きで一緒にいたいのに、現実的にそうできなくなってしまう状況になるのですが、そのシーンで大好きなのに別れないといけないというモゴンの気持ちをリアルに感じて、そのモゴンの気持ちをどう表現するべきか考えるのが面白かったです。
エレベーターの狭い空間の中でスタッフの方々もたくさんいて汗の匂いもするほどだったのですが、モゴンの情熱に火がついている状態なので…、現場のスタッフもすごく集中していたし、力がこもっていたシーンなので個人的にそのシーンが気に入っています。
Q. ペ・タミとの“シムクン(胸キュン)”シーンもたくさんありましたが、お気に入りのシーンを選ぶとしたら?
チャン・ギヨン:“シムクン(胸キュン)”ですか…?どんなシーンが“シムクン(胸キュン)”でしたか?(笑)
Q. バックハグのシーンとか…。
チャン・ギヨン:あぁ!う~ん。シムクンとは違いますが、モゴンのシャツにペ・タミのキスマークが残っていたときにクリーニング代金のことを話したりするシーンなのですが、そのシーンはシムクンっぽくもあり、パク・モゴンらしさ、ペ・タミらしさがうまく溶け合っているシーンだと思いました。個人的にそのシーンの撮影は楽しかったですし、シムクンと言えば、シムクンと言えるのではないでしょうか。
Q. ペ・タミを男性チャン・ギヨンとして見たときに、女性として魅力的に見えるシーンはありましたか?
チャン・ギヨン:かわいいところです(笑)。年齢はだいぶ上ですが、自分の仕事に対してはプロフェッショナルな姿を見せてくれるし、モゴンと一緒にいるときに恥ずかしがる姿もかわいいです。そのせいでモゴンはタミにイタズラしたくなっちゃうのですが(笑)。最初は単純に“関心”を持っただけなのに徐々に好きなっていく…。モゴンにとってタミは愛おしく、かわいい人なんです。
Q. 劇中にはペ・タミ、チャ・ヒョン(イ・ダヒ)、ソン・ガギョン(チョン・ヘジン)の3人の女性が登場し、それぞれにラブストーリーがありますが、ギヨンさんが考える一番美しいカップルは?そして応援したいカップルは?
チャン・ギヨン:僕は幸福を重視する人間なので、全員を応援していますよ。その中であえて選ぶなら、僕たちのカップルかと思います(笑)。ペ・タミ&パク・モゴンのカップルが一番美しく、一番かわいらしく、人間らしいカップルではないかと…(笑)。
Q. メイキング映像を見ると撮影現場の雰囲気も楽しそうでしたが、実際にはいかがでしたか?何かエピソードがあれば教えてください。
チャン・ギヨン: 特にエピソードは思いつきませんが…。このドラマの撮影初日から中盤まで、すごくプレッシャーがあったんです。イム・スジョン先輩といえば、昔から僕はファンでしたし、大好きな女優さんでしたが、一緒に演技をするとなるとプレッシャーもありますし、心配な面もありました。先輩の演技にうまく息を合わせていくことができるのかと…。でも撮影をしながら、監督さんもスジョン先輩も後輩である僕に対して温かく接してくれましたし、すごく僕をかわいがってくれて現場に行くのがとても楽しみでした。特別なエピソードというよりは、撮影現場に行くこと自体が楽しい出来事でした。
Q. このドラマはチャン・ギヨンさんにとってどんな作品として残りそうですか?
チャン・ギヨン: カメラの前で力を抜いた感じで、リラックスして演じたのは初めての経験でした。最初は怖い部分もあったしプレッシャーもありましたが、とにかく僕はまだ20代ですので挑戦しないといけない年齢ですし、俳優として挑戦する時期だとも思いました。この作品を無事に終えられてとても幸運だったと思いますし、やった甲斐があったと思います。
「恋愛ワードを入力してください~」もそうですし、もちろん他の作品もそうですが、ケガもなく無事に終えられるだけでもうれしいです。そして次はどんな姿を皆さんにお見せしようか、僕自身がどんな演技をするべきかと悩んだりするのですが、30代になっても70代になっても、今のこの姿勢が変わらなければいいなと思います。それが僕の目標です。
Q. 日本の皆さんがこのドラマの放送を待ちわびています。最後にドラマの視聴ポイントと共にメッセージをお願いします。
チャン・ギヨン:「恋愛ワードを入力してください~」はこれまでの韓国ドラマでは見られなかったようなテーマを扱っていますし、出演者も演技力のある素晴らしい方々ばかりです。それに僕のこれまでとは違う姿を見ることができるはずです。とても楽しめるドラマですので、周りの方々にもオススメしていただけるとうれしいです。それでは楽しんでくださいね!
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